米国の大型株指数、先週のS&P500指数は1.07%の下げでした。特に目立ったのは、プラス15.92%の大幅上昇となったビットコインの投資信託です。

下は週足チャートです。

上昇が明らかになり、完全な買い基調となったビットコインの投資信託ですが、目先的に見た場合の心配材料は過熱状態になっていることです。


言うまでもなく、好調な展開が続いているビットコインですから、報道されているのは強気意見です。
仮想通貨市場に活気が戻ってきた。ベアたちはブルたちの動きを止めることができない。以前の強い市場が甦ったようだ。-- ヨニ・アシア(eToro)
上は、IG証券で口座を持つ個人投機家たちのポジション状況です。75%(A)がビットコインの買いポジション、そして25%(B)がビットコインの空売りポジションを持っています。Cのシグナルは(Mixed)と表示され、現時点では、買いが優勢なのか、それとも売りが優勢なのかがハッキリと分からない状態です。75%という買いに大きく傾いている数字ですが、ビットコインの場合は80%を超えることは珍しくないですから、現在の75%は極めて高い数字ではありません。ということで、ビットコインが今月の高値を突破したら買ってやろう、という待機中のトレーダーが多いような気がします。
(参照した記事:Cryptocurrency market update: Bitcoin is ready to resume growth)