記事

急速に進む自動車業界の再編

  5月27日、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、フランス大手ルノーに対し経営統合を申し入れた。これが実現すれば、日産、三菱自を会わせて、世界一の販売台数となる。

  環境問題にどう対応するか問題をはじめ、自動車業界はCASE、つまり、Connected(つながる車)、Autonomous(自動運転)、Shared(配車サービスなど)、Electric(電気自動車)という大きな変革の波にさらわれているが、これに対応するには一社だけでは無理で、数社による連合体が不可欠となる。

 2018年の自動車(新車)販売台数では、フォルクスワーゲングループが1083万4000台で1位、ルノー・日産・三菱自グループが1075万6875台で2位、トヨタグループが1059万4000台で3位である。この3社の熾烈なトップ争いが続いているが、日産・ルノーグループは2016年の三菱自動車を傘下に収めて以降、販売台数が急増し、2017年には世界のトップに躍り出ている。

 これはゴーンの拡大戦略が成功したものであるが、同時にゴーンの不正経理が明るみに出てきた。2018年春頃である。そして、11月には東京地検に逮捕されている。ルノーとの統合を嫌う日産幹部のクーデターだと言われている。

 実質的にフランス政府がオーナーのルノーは、まず日産を統合し、その勢いでフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)を統合したいのである。しかし、日産がその方向で動く保証はない。

 日産とルノーは経営統合をめぐって駆け引きを続けているが、世界全体で自動車業界の再編が進んでいることを忘れてはならない。

あわせて読みたい

「ルノー」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。