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- 2019年05月26日 19:37
安倍首相 天皇の政治利用の指摘
4月、5月と天皇陛下の代替わり行事が続きましたが、安倍首相が頻繁にメディアに登場してアピールし、識者からは、「天皇の政治利用になりかねない」という指摘もある、と報じられています。日本国憲法では、天皇は国民統合の象徴であり、国政に関する権能を有しない、とされていて、当然、政府は天皇を政治利用するのは謹むべきです。
ところが代替わりや改元に対する祝賀ムードを、政権浮揚につなげる意図があれば憲法違反の疑いが強いのですが、安倍首相がその原則を脅かす行動を続けている、と指摘されています。4月に新元号「令和」が発表された際には、平成の時には官房長官の会見だけだったのに、今回は安倍首相も記者会見し、その後NHKをはじめ民放の番組をハシゴして、どういう思いで「令和」としたかをアピールしていました。
天皇陛下の即位後も、通常は、内容は第三者に口外しないことが不文律とされている、天皇が首相から国内外の諸情勢について説明を聞く「内奏」の際の写真と映像を宮内庁が公開しています。公開されるのは、異例なことです。
昨日25日には、トランプ米大統領が来日しましたが、令和最初の国賓として、皇居・宮殿では歓迎行事や両陛下との会見が予定されています。天皇陛下の代替わりでアピールした効果か、安倍政権の支持率はアップしています。
夏の参院選を衆院を解散してダブル選挙にするという解散風が吹いている中、国会で追及を避けるためか予算委員会が、衆院で85日、参院で59日間も開かれていません。このまま高くなった支持率をもってダブル選挙を目論見、そのために天皇陛下の代替わりを政治利用しているとすれば、とんでもないことだと思います。
ところが代替わりや改元に対する祝賀ムードを、政権浮揚につなげる意図があれば憲法違反の疑いが強いのですが、安倍首相がその原則を脅かす行動を続けている、と指摘されています。4月に新元号「令和」が発表された際には、平成の時には官房長官の会見だけだったのに、今回は安倍首相も記者会見し、その後NHKをはじめ民放の番組をハシゴして、どういう思いで「令和」としたかをアピールしていました。
天皇陛下の即位後も、通常は、内容は第三者に口外しないことが不文律とされている、天皇が首相から国内外の諸情勢について説明を聞く「内奏」の際の写真と映像を宮内庁が公開しています。公開されるのは、異例なことです。
昨日25日には、トランプ米大統領が来日しましたが、令和最初の国賓として、皇居・宮殿では歓迎行事や両陛下との会見が予定されています。天皇陛下の代替わりでアピールした効果か、安倍政権の支持率はアップしています。
夏の参院選を衆院を解散してダブル選挙にするという解散風が吹いている中、国会で追及を避けるためか予算委員会が、衆院で85日、参院で59日間も開かれていません。このまま高くなった支持率をもってダブル選挙を目論見、そのために天皇陛下の代替わりを政治利用しているとすれば、とんでもないことだと思います。