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ずん飯尾和樹が語る恩人“出川哲朗”「隊長は僕のお笑いコーチなんです」 テレビっ子・ずん飯尾和樹さんインタビュー #3 - てれびのスキマ

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 事務所の先輩・関根勤さんやブレイクのチャンスを作ってくれたとんねるずなど芸人として多くの“恩人たち”に助けられてきたというずんの飯尾和樹さん。

【写真】ずん飯尾さんの写真を見る(全8枚)

 なかでも「隊長」と呼んで慕う出川哲朗さんは大事な番組の前に的確なアドバイスをくれる“コーチ”なのだと話してくれました。(全3回の3回目/#1、#2も公開中)

◆◆◆


お笑いコンビずんの飯尾和樹さん

「あの番組はVTR中心だから、V明けのコメントに集中して!」

―― 芸人として相談する先輩っていますか。

飯尾 浅井企画の先輩、関根さんはもちろんですけど、他の事務所で言うと、やっぱり出川さんですね。公私ともお世話になっていて、仕事が入り始めて「今度、この番組行きます」って言うと、百戦錬磨ですから、(出川さんの口調を真似て)「あの人はこうだから、絶対すかさないで」「わかりました!」って。俺らの“バッティングコーチ”ですね。「あの番組はVTR中心だから、V明けのコメントに集中して!」とか(笑)。

―― 出川さん、そんな分析まで……。

飯尾 すごいですよ。カリスマっていわれているディレクターと一緒にご飯食べて。「どうですか、うちの最近の番組?」って出川さんに訊いたら、「あー、正直、昔は録画して見てたけど、今はそういう感じじゃないね」「何でですか?」「前の形がすごく良かったのに」って言って。そしたら2カ月ぐらいして、視聴者の反応が悪かったってその番組が前の形に戻っているんですよね。出川さん、ああいうキャラですけど、スゴい分析力。ホントに教えてもらってます。

 あと相談の話だと、関根さんたちとの舞台(カンコンキンシアター)に(明石家)さんまさんが見に来られるんですけど、その後反省会が始まるんですよ(笑)。食事しながら。でもさんまさん、難しいことは、本当に一つも言わないんです。「1秒待て」とか。あとはツッコミに喋っていると(観客に)ボケるとわかってしまうよと。だから、「ツッコミから視線を逸らせ」と。次の日、そのやり方通りやるとしっかりウケるんですよ。

内村さんに教わった「スベッてから考えろ!」

―― へえ、少しの視線の違いだけで!

飯尾 関根さんも的確ですよ。言い訳一切しないですからね。関根さんは舞台の稽古をやっているとき、目の迫力がすごい。ボケてるときも目がイッちゃってる(笑)。あれは見ていて興奮しますね。15歳上でいま65歳なんですけど、自分が15年後にこれができているかなって思っちゃいますね。それくらい関根さんの現役感がたまらない。『イロモネア』でも僕たちと一緒にチャレンジしてくれる。もう立場的に審査員でいいのに、それじゃ満足できないんですよね。プレーヤーでいたい。あのイズムは見習いますよね。

 あと内村(光良)さんやさまぁ~ずさんからは『内P』で、「スベってから考えろ」というのを教わりましたね。本当に何でも面白くしてくれるんで。収録が終わってから絶対飲みに行くんですよ、スタッフも含めてみんなで。そうすると、内村さん、さまぁ~ずさん、番組の優秀なスタッフの人たちから、「あそこ面白かったな」「あそこであのギャグをもう1回やれば良かったじゃない」とか、言ってくれるんですよね。“公文式”が待っているというか、“赤ペン先生”がいるというか。大喜利のフリップの出し方ひとつでも、フリップにボケを書いてるのに、フリップを出してから読むと、先にボケがわかっちゃう。それだと笑いが半減しちゃうから言いながら出せばいいんだとか。まあそれぐらい普通は自分で気づくんですけどね(笑)。

「飯尾くん、『IPPONグランプリ』は芸人人生を変えるよ」――走り去ったポルシェ

―― 飯尾さんは大喜利が得意ですよね。

飯尾 いや、得意とかじゃなくて、好きなだけですね。あるとき、バッファロー吾郎さんがやられている「ダイナマイト関西」ってイベントで、事務所対抗の大会を作ってくれたんですよ。で、「飯尾さん、キャプテンになって人数集めてください」って言われて。ウド(鈴木)とか、インデペンデンスデイと事前に練習合宿に行こうって、静岡に行って。市役所に銅像とかオブジェがあるじゃないですか。「このタイトルを言いなさい」とかって、みんなでやりましたね。それで、ホテルでご飯食べた後、飲みながら、色々大喜利のお題出しては答えてってやってたんですけど、おならが出ちゃったんですよ。ブッて。そしたらそれが一番面白くて。なんなんだろうって。おならが一番面白いな、今日1日でって。それで、解散したんですよ。「解散、解散、寝ろ、寝ろ」って(笑)。うん、でも好きですね、大喜利は。

―― 『IPPONグランプリ』での活躍も印象的です。

飯尾 『IPPONグランプリ』の出演が決まったとき、ちょうど出川さんとヤクルト戦を見に行ったんですよ。出川さん、いつも一滴もお酒飲まなくてポルシェで、家の近くまで送ってくれるんです。出川さんのことは「隊長」って呼んでいるんですけど「隊長、『IPPONグランプリ』決まりました」って言ったら、(出川さんの口調を真似て)「おめでとう。おめでとう、飯尾くん。『IPPONグランプリ』は芸人人生を変える番組だから。いつ?」「1週間後です」「この1週間、『IPPONグランプリ』のことだけ考えて」って。「わかりました。頑張ります」。家の近くで下りて、「じゃあ」ってパーッとポルシェが走り去って……。

―― 出川さん、カッコいい!

飯尾 でもそのときふと、「あれ? 隊長、『IPPONグランプリ』、出たことないよな」と(笑)。うん、でもあの人ほどいろいろなバラエティをチェックしている人、いませんからね。

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