記事

アングル:トランプ氏来日、おもてなし攻勢で貿易批判回避へ


[東京 24日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、国賓として来日する。米中の激しい対立を目の当たりにしている日本側は、貿易問題に焦点が当たるのを避けるべく、さまざまな「おもてなし」を用意。首談会談に加え、大相撲千秋楽の観戦や宮中晩餐会への出席を予定している。

令和最初の国賓となるトランプ大統領は28日までの滞在中、東京の両国国技館で大相撲の千秋楽を観戦する。最後は土俵に上がり、特製の「トランプ杯」を優勝力士に手渡す算段だ。

日本側の「おもてなし」はまだ続く。即位したばかりの天皇陛下、米ハーバード大学で学んだ新皇后陛下と会見し、宮中晩さん会にも出席する。トランプ氏が新天皇と面会する初の外国首脳となるのは、おそらく偶然ではない。

安倍晋三政権はトランプ大統領との関係をさらに深め、中国が陥っているような米国との貿易摩擦を避けることが最優先課題のようだ。

「トランプ大統領を完全に抱きこもうとする安倍首相の戦略の一環だ」と、米ウィルソンセンターのジャパン・フェロー、中山俊宏教授は言う。「トランプ氏にとって『ケミストリー』が合うかどうは非常に重要。安倍首相がやってきたことは効果的かつ戦略的と言える」

トランプ大統領はかねてから、年間約680億ドル(7兆5000億円)に上る日本の対米貿易黒字に不満を漏らしてきた。その多くは日本車の輸出によるもので、トランプ氏は先週、一部の輸入車が米国の安全保障に脅威をもたらすと表明した。

米政府高官は22日、訪日の狙いは貿易ではないと語ったが、日米通商交渉が先月始まっており、日本側にとっては予断を許さない。安倍首相は通算4回目となるゴルフでもトランプ氏をもてなす予定だ。

元防副大臣の若宮健嗣・衆議院外務委員長は20日、「さまざまな話題が出るだろうが、それほど厳しいものが出ることはないのではないか。対中ほど厳しいものではないのではないか」と語った。

あわせて読みたい

「日中関係」の記事一覧へ

トピックス

議論福島第一原発処理水の海洋放出は許容できるリスクか?

ランキング

  1. 1

    田原氏「菅首相は地雷を踏んだ」

    田原総一朗

  2. 2

    橋下徹氏 毎日新聞は訂正すべき

    橋下徹

  3. 3

    岡村隆史の結婚でNHKは一安心?

    渡邉裕二

  4. 4

    わかりやすさ求めるメディアの罪

    村上 隆則

  5. 5

    ひろゆき氏が日本の日付管理評価

    西村博之/ひろゆき

  6. 6

    北野武 死の「理由」憶測に持論

    NEWSポストセブン

  7. 7

    菅首相の社会像「腹立たしい」

    畠山和也

  8. 8

    陽性者数報道がコロナ拡大抑制か

    中村ゆきつぐ

  9. 9

    強TO!急ZO! 日経の韻が巧MYO!!

    BLOGOS しらべる部

  10. 10

    高齢者の命守る のどちんこ鍛錬

    毒蝮三太夫

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。