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ドル軟化、年内利下げ観測高まる=NY市場

[ニューヨーク 23日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが一時2年ぶりの高値を付けたものの、その後は軟化した。米経済指標が軟調だったことに加え、中国との貿易戦争で米経済が阻害されるとの見方から年内の利下げ観測が高まっており、ドルの押し下げ要因となっている。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は当初は上げていたものの、その後は下落に転じ、終盤の取引では0.16%低下の97.885。ドルの下落を受け、ユーロは対ドルで0.22%高の1.118ドルとなっている。

この日発表の米経済指標では、4月の新築一戸建て住宅の販売戸数(季節調整済み)が年率換算で前月比6.9%減の67万3000戸と、予想を超える落ち込みとなったほか、マークイットが発表した5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.6と、2009年9月以来の低水準となった。

エコノミストは、米中貿易戦争で企業信頼感が損なわれていると指摘。ステート・ストリート・グローバルマーケッツのシニア世界市場ストラテジスト、マービン・ロー氏は「『リスクオフ』環境下にあっても、きょうは金利差が大きく取り沙汰されていた」と指摘。「米連邦準備理事会(FRB)にはかなりの利下げ余地がある一方で、世界の他の主要中銀の余地は少ない。株式市場が『リスクオフ』となっているにもかかわらず、こうしたことがドルの押し下げ要因となっている」と述べた。

CMEのフェドウオッチによると、10月の時点で米金利が現行水準にある確率は36.2%となり、前日の50.8%から低下。利下げ観測が高まっている。

米株価下落を受け、安全通貨とされる円<JPY=>とスイスフラン<CHF=>に買いが入り、それぞれ0.72%、0.64%上昇している。

英ポンドは欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明性が増していることで、対ユーロ<EURGBP=>で14日連続で下落。続落の期間はユーロ誕生以来、最も長くなった。

ドル/円 NY終値 109.59/109.63

始値 110.04

高値 110.14

安値 109.46

ユーロ/ドル NY終値 1.1180/1.1181

始値 1.1132

高値 1.1187

安値 1.1109

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