AIとかロボットなんて、いまだ遠い未来の話だと思っていたら大間違いだ。
共同通信によると、三井住友フィナンシャルグループは2017~19年度の中期経営計画の期間中に、ローン関連事務などの業務量を5000人弱分削減する見通しだという。
ITなどによる省力化技術を活用するもので、従来計画から約1000人分上振れするという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000052-kyodonews-bus_all
大手金融機関といえば絶対安泰の高給安定職種のはずだが、ITによって5000人いらねえよという時代になった。
機械ができるから人はいらないのだ。
先日三井住友銀行の支店を訪れ、驚いたことがある。
カウンターが全部なくなっていて、相談ブースがいくつかだけになっていたのだ。
面倒な手続きでもできる高度なATMが代わりに導入されていて、そこに係員が1人、使い方を案内していた。
窓口の人たちはいらなくなったのだ。
そもそもいまはネットバンギングでいろんなことができる時代。
リアル店舗もATMも、この先「リストラ」される可能性もある。
まして窓口の人などいらないという話なのだろう。
ただフロント業務だけでなく、何も高度なAIなどではなく、ITによる省力化技術で5000人もの人間がいらなくなる。
これ結構衝撃的なことで、今後ますますこの傾向は強まっていくだろう。
銀行員や金融機関のみなさん、大丈夫ですか?
会社の仕事だけしてても、この先いつリストラされるかもわからない。
しかもやっかいなことに大手金融機関なんかに勤めていると、そこで働いて実績をあげたとしても、独立起業できるスキルは得られにくいということだ。
大手金融機関の資本力や規模、信用力ででかい仕事ができただけであって、その看板をおろして1個人になったときに、社内で培ったスキルは通用しない可能性がある。
だからなんでもいい。
好きなことをはじめた方がいい。
それが副業=仕事になればなおいい。
副業禁止ならボランティアでやっていけばいい。
いざリストラ対象になったとしても、会社員時代から活動していればそれが実績となり、独立しやすくなる。
自分だけは大丈夫なんて、そう甘い時代ではなくなってきた。
どんどんAIやITや機械に、仕事を奪われる時代。
自分の好きなこと、楽しいことを「複業」としてやっていきたい。
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- 2019年05月23日 08:27