6月3日から、新たな〝女子アナバトル〟が開幕する。
テレビ朝日を退社してフリーに転身した小川彩佳アナ(34)が、TBSの「NEWS23」のメインキャスターとして登場! 古巣と全面戦争に突入するからだ。
ネット番組"左遷"でテレ朝に嫌気?

小川アナは2011年4月からテレ朝の報道番組「報道ステーション」でサブキャスターをつとめたが、昨年9月に卒業。同局が出資する「Abema TV」の報道番組「Abema Prime」のメインキャスターになったが、地上波のしかも看板番組からインターネット番組へ左遷されたことでプライドが傷ついた!? 今年3月末でテレ朝を退社した。
「彼女はゆくゆくはテレ朝の報ステまたは報道系番組のキャスターをやれると思っていたのですが‥。しかも、自分の後にはテレ朝OGで内村光良夫人の徳永有美アナが起用され、押し出されてしまった。局に対して、嫌気が差しても仕方がないでしょう」とテレ朝関係者。
江戸の仇は長崎で…。この『遺恨』に目をつけたのがTBSだった。小川アナのキャリア、実力を高く買っていた同局は看板報道番組「NEWS23」のメインキャスターのポストを用意して口説き見事、成功したのだ。
低空飛行のNEWS23 ライバル口説くウルトラC
「NEWS23」はテレ朝の「報ステ」や前身の「ニュースステーション」と並び、かつては『報道番組の2 トップ』とも言われたが、2008年にメインキャスターだった筑紫哲也さんが亡くなってからは低空飛行が続いている。
元NHKの膳場貴子アナ(44)をメインに起用したり、2016年7月からは自局のアイドルアナだったフリーの雨宮塔子アナ(48)をメインに迎えたが、視聴率は3〜5%を行ったり来たり。『ライバル番組のサブキャスターをスカウト』というウルトラCで、現状打破を目指す。
徳永アナに押し出された小川アナが、今度は雨宮アナを押し出した!?かつて報道番組は男性キャスターが覇を競ったものだが、女性の時代到来で様相が変わった!?
夜の報道番組は「女子アナ壮絶バトル」に

さらに「女子アナの壮絶バトル」はこれだけでは終わらない。
時間がかぶる日本テレビ「news zero」のメインキャスター・有働由美子アナ(50)も気が気ではない。昨年3月にNHKを退社し、昨秋から同番組に出演しているが、視聴率はなかなか上ってこない。
「就任直後は一挙手一投足が話題になっていましたが、最近はならなくなっています。日本テレビとしても、何とかしなくてはならないと思っているところへTBSとテレ朝の因縁勃発! 何らかの影響が出ると思います」(制作会社幹部)。
夜の報道番組の『女の戦い』に注目だ。
山根弘行(やまね・ひろゆき)
芸能ジャーナリスト。鳥取県三朝温泉出身。元日刊スポーツ新聞社編集局文化社会部記者。在職中に「日本レコード大賞」の審査員を長期にわたってつとめる。「宮沢りえ&貴乃花の破局」のスクープで社長賞。その後、テレビ朝日のワイドショー芸能デスク兼レポーター。イベントのキャスティングやPR等を行うかたわら、フジテレビ「グッディ!」などにも出演。