- 2019年05月21日 18:00
「トランプ杯」授与に反対!
今月の25日から28日にかけて、アメリカのトランプ大統領が国賓として来日することになっているが、26日に安倍首相と共に両国国技館で大相撲夏場所の千秋楽を観戦し優勝力士に「米国大統領杯」を贈呈する予定になっているとのことである。この賞杯は、相撲好きだったシラク元フランス大統領が設けた「フランス共和国大統領杯(いわゆるシラク杯)」になぞらえ「トランプ杯」と呼ばれているようだ。
私は元々スポーツや文化にあまり政治的要素が入り込むべきではないと考えているが、暴言を繰り返し、対立を煽ってきたトランプ氏の賞杯を設けようとしている安倍首相に呆れ果てている。安全保障面を考えてもトランプ大統領にそこまで媚を売る必要はないし、万一ロシア疑惑が急展開してトランプ氏が辞任に追い込まれたらこんな賞を設けた安倍首相はお笑い者である。
政権内が混乱しているトランプ政権だからこそ、少しは距離を置く姿勢を見せてアメリカの言いなりにならない前例を増やした方が長期的に見て日本のためになると思うが、安倍首相にはそのような発想は無いようだ。ならば野党やマスコミがこのような安倍政権の不必要なゴマすり姿勢に対してもっと批判すべきだと思うが、筆者が調べた限り立憲民主党・共産党・朝日新聞・毎日新聞・東京新聞のいずれからも表立った批判は聞こえてこない。
2017年にトランプ大統領のイギリスを訪問した際に下院議会で演説をする計画があったようだが、ブレクジット問題でたびたび話題になるバーコウ議長は「貴族院や下院で演説することは「自動的な権利」ではなく「しかるべき功績によって獲得する栄誉」である」として反対した。トランプ氏が「米国大統領杯」のプレゼンターとしてふさわしい人徳を持っているとは到底思えず、また今のところそれにふさわしい功績を成し遂げたとも思えない。このようなプライドがない賞を設けることには反対であり、日本人として恥ずかしい。



