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今晩のGDPで米マクロ悪化の流れを断ち切ることができるか?

みなさん、こんにちは!
為替千里眼、正午過ぎからのドル円の動きが凄まじいことになっておりますが、注目のBOJ会合は市場予想どおり全会一致での政策金利決定、そして注目の資産買入れ規模につきましては10兆円の増額と市場予想レンジ上限の規模拡大を決定いたしました。ご周知のとおり、既に10兆円規模という水準が織込み済みであったことから一時的に80円Mid付近まで下落したものの、その後買入れ対象となる国債年限の3年への長期化や買入れ対象資産にETFが増額されたことなどが好感され一気に81円Mid手前まで急反発、この30分前後で上下1.0円近く乱高下している状況であります。この展開に対する持続性については懐疑的で、一部で予想されていた「月間国債購入ペースの加速」や「国債購入年限の5年への拡大」などは見送られておりますので、今回の結果がポジティブサプライズというよりかは、失望下落に対する戻りという印象の方が強いのかもしれませんが、ダウ先がマイナス推移するなか、東京株がどこまで上値を伸ばせるか次第で、ドル円の上値も決まってくるのではないかと思われます。

さて、今晩は米GDPの公表を控えているわけですが、昨晩の米マクロも低調で、注目のIJCは年初の水準に逆戻りすべく38.8万件という非常に悪い結果、スペインの格下げ等も相まって回避色が強まり、米10年債利回りは-5bpの1.94%まで低下しております。IJCにつきましては、前週分も0.3万人上方修正されており、4週平均はなんと38.2万件と、目先期待された35万件割れから一段と遠ざかっている状況、1-3月期に改善した分のほとんどを吐き出す結果となりつつあります。受給総数も331.5万件と悪化傾向を辿っておりますので、これで懸念されるのが4の失業率に対する悪化懸念、現状は+8.2%の横ばい予想が多い状況ではありますが、個人的には8.3%への悪化を想定しております。一方のPHSIは+4.1%と市場予想の+1.0%を大きく上回る好結果ではありましたが、春先の住宅売買シーズン中という季節的要因があった点は考慮すべきかと思います。

今晩のGDPにつきましては、市場予想中心値が前期比+2.5%と10-12月期の+3.0%からの減速が広く予想されており、内訳としても個人消費が堅調だったものの、在庫の寄与度が大きく低下する可能性が指摘されております。また、先週から今週の流れとしても大方下振れ続きではありましたので、下方リスクは相当に高いものと踏んでおります。本邦勢はGW前でそれどころではないかもしれませんが、次週は1日のISM製造業や2日のISMシカゴ、3日のISM非製造業の流れを経て4日の雇用統計という展開となりますので、この下振れの流れが来週も続くようだと再びドルにとっては鬼門、というよりかは再び追加緩和観測が台頭し、ドル円にとってもクロス円にとっても再び環境は悪化するかもしれません。既に先ほどのBOJ効果は一巡し、ドル円も再び81円Low付近まで押し戻されているところを見ると、この後の欧州タイムもダウンサイドの展開となる可能性が高いという点は念頭に置いておくべきかと思います。

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