- 2019年05月19日 06:49
販売力のない出版社はいらない。作家直販時代の到来〜幻冬舎見城徹VS作家津原泰水騒動
時代錯誤な出版社という存在はもういらない。
作家が直販すればいい。
もう何年も前から出版社のビジネスモデルは崩壊しているけれど、それが明らかになったのが幻冬舎見城徹VS作家津原泰水騒動だ。
作家津原泰水氏が幻冬舎の本を批判したら、幻冬舎から文庫本が出せなくなったとネットで告発し、メディアも取り上げられたところ、幻冬舎見城徹社長が津原泰水氏の実売部数をネットでさらしたというのだ。
(現在は削除されている)
簡単にいうなら
「てめえの本は売れてねえんだよ。
売れてないくせに生意気いうな!」
ということだろう。
しかしこれこそ
「売ることもできないのなら、出版社なんていらねえよ」
ってことだろう。
なぜなら本を売るのは作家の仕事ではなく、出版社の仕事だからだ。
作家は売れようが売れまいが、ただいい本を書くだけだ。
出版社はこの本が売れる、いいと思ったからリスクを負って出す。
だから本が売れなかったら、作家のせいにするなんてあり得ない。
売れないのは出版社自身の責任だからだ。
そもそも作家は本を書くのが、仕事であって売るのは仕事ではない。
本を売るのが出版社の仕事だ。
そのために本の価格のうち、作家はわずか1割しかもらわず出版社が9割ぶんどる。
本が売れないのは作家のせいではなく、出版社のせいにもかかわらず、作家の実売部数をさらして売れなかったのはおまえが悪いと言わんばかりの実売さらし投稿は、自らの存在価値がないと言っているに等しい。
しかしここ数年の出版社は大抵こんな感じだ。
本が売れなくなったために出版社は作家の宣伝力に頼るようになった。
だから今の出版社は、本の中身などどうでもいい。
大事なのはその作家が、いくら売れるかだ。
以前、どのぐらい売れているか。
どのぐらいネット拡散力や本の販売力があるか。
だから本の企画書や本の原稿なんか見ずに、作家の過去の販売部数とSNSのフォロワー数とブログのアクセス数を見て、本を出版するかどうか決める。
出版社に販売力や営業力がなくなり、予算も乏しく広告もお金をかけられなくなったから、売ってくれる作家を探しているだけ。
でもそれなら出版社はいらないのでは?
売れる作家は出版社など通さず自分で売ればいいだけの話だ。
とはいえそれが紙の本だったら、そういうわけにはいかなかった。
おかしな取次システムとか、全国の書店まわりとか、印刷した本の管理など1作家がするのは難しい。
でも電子書籍になってしまった。
電子書籍になったら、印刷もいらないし、在庫管理もいらない。
書店まわりもいらない。
つまり出版社はいらない。
作家が直販して出せばいいだけだ。
出版社がいるとするなら、自分で売れない作家か、自分で書けない作家を手助けすることぐらい。
それこそが出版社の役割のはずだ。
だって自分で売れて、自分で書ける作家なら、出版社など通す必要はないのだから。
ところが今の出版社は、自分で売れない作家を切り捨て、自分で売れる作家に媚び売って分け前をぶんどっているだけ。
それなら出版社いらないでしょ。
今回の幻冬舎見城徹VS作家津原泰水騒動で明確になったのは、出版社が自らの存在意義や役割を放棄していること。
作家に売らせてる出版社はいらない。
自分で売れる作家は、電子書籍で直販すればいい。



