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不登校した本人たちが挙げた4つのイヤだったこと


 学校へ行くのがつらいとき、せめて家では安心してすごしたいもの。しかし、家に居ても周囲の無理解から、つらい思いをすることもある。今回は不登校経験者4名に、実体験を書いてもらった。

* * *

家庭訪問「クラスメイト編」

 不登校になりたてのとき、学校でまったく仲がよくなかった子たちが先生に言われて家に来て「学校においで~、待ってるよ~!」と声をかけに来ることがありました。

 私は「あなたたちが本当に来てほしいと思って待っててくれるなら、私は不登校にならなかったよ?」と思ったし、「ふつうに学校へ通って不登校の子に家庭訪問するくらい余裕のある人生を送っているんだ……、それに比べて私はただ家にいるだけで親を毎日泣かせてる。なんにも価値がないじゃないか」と負のループにおちいるだけでした。

 励ましで救われるという人もいるとは思いますが、私は気持ちを整えるまでに時間がかかるタイプなので、家庭訪問はせず、そっとしておいてほしかったです。(ひな)

家庭訪問「先生編」

 学校へ行かなくなったある日、担任の先生と校長先生が自宅に来たことがありました。母と父が先生たちと話しているのを、私は2階の自分の部屋からこっそり聞いていました。

 校長は「お子さんに会わせてください。学校へ行くよう、私が説得します」と両親に強く言っていました。

 しかし、両親は「娘は会える状態ではありません」ときっぱり断り、何度かの押し問答をしたあと、先生たちは帰っていきました。

 校長の言葉を聞いたときには、「まさか私の部屋に先生たちが来るなんてことはないよね?」と心がざわつきましたが、守ってくれた両親には感謝しています。

 しかし、今ふり返ると、もし両親が根負けをして先生たちを私の部屋に招きいれてしまっていたら……。

 私と両親の信頼関係は完全に崩れ去ってしまっていたと思います。「あれはかなりギリギリのできごとだったな」と、今さらながら冷や汗が出てきます。(富良野しおん)

行く・行かないで親とモメる

 私の親は学校に行かなくなってからも、適応指導教室、フリースクール、学習塾などいろんな場所を私に勧めてきました。

 「学校へ行けないのはしょうがないけど、どうにかしてほかの場所へ行ってほしい」と思っていたようです。親も不登校を認めていいのか葛藤していたのだと思います。

 私はどこにも行きたくなく、家でずっとゲームをしているのが一番落ち着けたのですが、それが許されるような雰囲気ではありませんでした。

 しかたなく、いくつかの居場所へ行きましたが、無理をしていたのですぐに行けなくなり、また別の居場所へ行っても行けなくなり、親子ともに疲れはてる。そんなことをくり返していました。(uni)

この経験を活かして?

 よくネットなどで、「自分は不登校やひきこもりなどのつらい経験をしたから、同じ経験をした人を助けたい」というようなインタビューを読むことがあります。僕の親もそういう記事を読んで、感動しているのを見たことがあります。

 それ、正直迷惑です。僕は小学6年生から不登校、今は20代半ばですが、ほとんどひきこもりです。

 もちろん自分のペースでバイトなどは始めようと思っていますが、自分の人生を生きていくだけで精いっぱいで、「不登校・ひきこもりの人の力になる」なんて、自分にはそんな余裕はありません。

 だけど親や世間を見ていると「他人のために何かをしないと不登校・ひきこもりは許されない」かのように思えてしまいます。

 そのため、家に居てもなんだか気が休まらず、つねに追われているような気になってしまうのです。(小松菜康平)

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