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上司の「信頼している」は余計なお世話。マネジャーは責任を取って任せるだけ

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オンラインのやり取りだけでOK? コミュニケーションは一度窓口を開通するのが大事

山田さんは情報を共有するにあたって、オンライン、オフラインツールをそれぞれどの程度使うのか、バランスは意識していますか?

濱松誠(はままつ・まこと)。1982年京都府生まれ。大学卒業後、2006年パナソニックに入社。海外営業、インド事業企画を経て、本社人材戦略部に異動。グループ採用戦略や人材開発を担当。2012年、若手主体の有志団体「One Panasonic」を立ち上げ、組織の活性化やタテ・ヨコ・ナナメ・社外の交流に取り組む。2016年には同社初となるベンチャー企業(パス株式会社)への派遣人材に抜擢。同社家電部門にて、IoT家電事業の事業開発に従事。現在、ONE JAPAN共同発起人・共同代表。

めちゃくちゃしてますね。僕は人との距離感を知るときに重要なのが、オフラインの場での情報量だと思っていて。

オンライン上だと、表情や空気感、リアクションの様子、熱量などがわからないでしょう。実際に会えば「この人とはこの距離でいよう」って無意識で感じるじゃないですか。

うんうん、わかりますね。



その距離感をつかんだ後に、オンラインに移ってます。



どちらが先かって言ったら、もちろんオフラインが先と。



そう。それで「ザツダン(サイボウズで実施している、1on1ミーティング)」をした全員に、個別メッセージでメモを送るようにしてる。話題に上がった悩みややりたいこと、言いたいこととかを箇条書きにしてね。

すると、次のザツダンでそのメモを見ながら相手と話すことができるでしょ。それを繰り返していくと、ダイレクトメッセージが相談しやすい窓口にもなる。

なるほど。



このコミュニケーションがハマる人とハマらない人がいるのは当たり前だけど、話しかけやすいように、まずは個別の窓口を開通するのが大事だと思うんだよね。


複数人の場合はどのようなコミュニケーションをとっていますか?



人数によるけど、いまアメリカだと40人くらいのチームに、マネジャーが5人。週1で、会議と朝礼をしていて。

アメリカだと半分のメンバーがオフライン、もう半分がオンラインでの参加だけど、40人全員に一人一言ずつは何か話すようにしてる。

ベースのコミュニケーションはオンラインだけど、オフラインを混ぜることでオンラインがより活性化するんだよね。

書き込まないのはその人の自由。だから「味わう」しかない

なるほど。でも、どうしてもオフラインの距離感がオンラインにも出ると思っていて。

1日5回書き込む人がいる一方、1週間で1回しか書かない人もいますよね。それはマネジャーとしてどうしたらいいですかね?

……。

味わう。

書かないのは、その人の価値観だから。書き込んだほうがいい理由があれば、書き込むだろうしね。


そのやりとりを味わうしかないと。



そうそう。無理やり人を動かそうとすると、強制力が働いて一方通行のコミュニケーションになるでしょう。


いままで私も周りの人に「こうしてほしい」と押し付けていた部分もあるかも……。



みんなが一つの方向を向くことは大切だけど、カリスマ性のあるリーダーがいなくなった瞬間、そのチームは簡単に崩れるよね。

だからこそ、マネジメントを大衆化していくことが必要じゃないかな。

マネジャーの仕事の一つとして大きく言えるのは、その状況をまず受け入れることなんですね。


受け入れることと、知るってことだよね。自分を知ってもらうこと、そこに対してよいか悪いか判断するのは、その人次第だから。

>(つづきます)

文:中森りほ 編集:松尾奈々絵(ノオト) 撮影:小野奈那子 企画:明石悠佳

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