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米鉱工業生産、4月は製造業0.5%低下 自動車や航空機が落ち込み

[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した4月の鉱工業生産指数は製造業部門が0.5%低下し、市場予想の0.1%上昇に反して落ち込んだ。自動車や航空機などの生産が減った。中国との貿易摩擦が高まる中で生産が弱含んでいる兆しが示された。

製造業部門の指数はここ4カ月のうち3カ月低下した。

内訳は、自動車・同部品が2.6%低下。米企業は中国製品に対する最新の追加関税が発効する前に在庫を積み上げており、ここ数カ月間は米在庫が膨れ上がっている。過剰在庫の影響で自動車生産が停滞している。

さらに航空機・部品も1.8%低下と2013年以来の大幅な落ち込みを記録した。航空機大手ボーイング<BA.N>737MAX型機の運航停止に伴い、同社が同機の製造を縮小していることが響いたとみられる。

米国は13日、中国への制裁関税「第4弾」で、携帯電話など約3000億ドル相当の製品に最大25%の関税を課す計画を表明した。米中通商協議の行方は予断を許さず、両国の関税報復合戦がエスカレートの様相を呈する中で、製造業への影響拡大も懸念される。

ウェルズファーゴ証券(ノースカロライナ州)のシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「米中貿易摩擦激化の影響が今すぐ鉱工業生産統計に表れるとは考えにくいが、これに伴う世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱や不透明性の増大が投資に悪影響をもたらすことは間違いない」と述べた。

製造業生産指数は自動車・同部品を除いても0.3%低下した。機械のほか、家電などの電気機器の生産が減った。

電力・ガスと鉱業部門を含む全体の鉱工業生産指数は0.5%低下。電力・ガス部門が3.5%低下する一方で鉱業部門は1.6%上昇した。

企業がどれだけ十分に設備を稼動しているかを示す設備稼働率は製造業部門が75.7%と、前月の76.2%から低下した。

全体の設備稼働率は77.9%だった。1972-2018年の平均を1.9%ポイント下回った。FRBは、経済に内在する需給の緩みを見るために設備稼働率に注目している。

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