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悠仁さま刃物事件でわかった「皇室警備」の穴

「長谷川~、腹を切って謝罪せよ~。謝罪せよ~」

 大音量で叫びながら警視庁大塚警察署の周辺を走る街宣車。右翼団体が糾弾するのは、4月26日にお茶の水女子大学附属中学校内に侵入し、秋篠宮家のご長男・悠仁さま(12)の机に刃物を置いて逃走した長谷川薫容疑者(56)だ。

 建造物侵入容疑で逮捕された長谷川容疑者の身柄は同署に勾留されているため、連日のように街宣車が署の前で抗議活動を繰り返している。

 本誌は同容疑者に面会を申し込んだが「記者には会いたくない」とのことだった。

 捜査関係者によれば、取調べには素直に応じているというが、じつは悠仁さまを「刺すつもりだった」と供述していることが判明している。

 長谷川容疑者が同中学校に侵入したのは午前11時ごろ。その後、警察に通報するまでに7時間を要していた。その理由を宮内庁関係者が語る。 

「当初、学校は『生徒の仕業ではないか。そうだとしたら、生徒同士の関係をぎくしゃくさせてしまう』と憂慮し、子供たちを傷つけないようにと慎重になったようだ」

 皇室の警備や皇族の護衛は、警察庁の皇宮警察本部と、警視庁が担っている。元警察官僚で皇宮警察本部にも在籍していた平沢勝栄衆院議員はこう一刀両断する。 

「警察としてはとんでもないこと。厳しく責任を問わないといけない。皇宮警察は、100年に一回の不測の事態を防ぐためにやっている。また、学校側の責任も大きい。皇族を受け入れるうえで所轄の大塚署と連携した警備が確立できていなかったのではないか」

 学習院がある目白署などと比べ、大塚署の経験不足を指摘する声もある。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏も危機感を露わにする。

「かつて秋篠宮さまは、過剰な警備にならないようにと言われたことがあり、警備が遠慮気味になっていた可能性がある。

 また、大塚署には警視庁から専門の護衛官が赴任してきているはずだが、態勢は十分だったのか。早急に対策を考えないと、何か起こった後では遅い」

 警視庁の関係者はこう話す。

「通常では、校内に入れば2人の護衛が悠仁さまを遠巻きに見ている。だから、危害を加えようと思っても、それはできないだろう。ただ、校内への侵入に対する対策ができておらず、ハード面が緩かったと言わざるを得ない」

 令和の祝福ムードを吹き飛ばす事件だ。

(週刊FLASH 2019年5月28日号)

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