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米ウーバー、IPO価格は仮条件下限付近 評価額824億ドル


[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ<UBER.N>は9日、新規株式公開(IPO)価格を1株当たり45ドルと、仮条件(44─50ドル)の下限付近に設定した。調達額は81億ドル。企業価値の評価額は824億ドルとなった。控えめな価格設定で、同業リフト<LYFT.O>のようなIPO後の株価下落を避けたい意向だ。

今年最大となる同社のIPOは、米中貿易摩擦を受けて金融市場が混乱する中、実施された。リフトの株価も売り込まれ、3月下旬のIPO価格を23%下回っている。

ウーバーの評価額は昨年に投資銀行が見込んでいた最大1200億ドルを大幅に下回った。ただ直近の私募での資金調達ラウンドの評価額760億ドルは上回った。

同社のIPOは応募が募集を上回ったが、同社はリフトのようなIPO後の株価下落を避けるため、公開価格を低めに設定した。ヘッジファンドとは異なり、低めの価格で買い注文を入れる大型ミューチュアルファンドにも配慮した形だ。

2018年に30億ドルの営業損失を計上したウーバーは、リフトと同様に今後どのようにして、いつ黒字転換を見込んでいるのかを問われることになる。

コンサルタント会社コーンレズニックのマネジングパートナー、アレックス・キャステリ氏は「最終的にリフトとウーバーのIPOが成功したかどうかは、IPO後のパフォーマンスや、これらの企業が黒字化に向かい、どのように成長を持続できるかに基づき判断される」と指摘した。

ウーバーの公開価格設定は、受け入れ可能な価格で折り合いをつけ、新規上場時に上昇余地を幾分残すといったバランスに配慮した引受幹事団の戦略だ。

ウーバーは10日、ニューヨーク証券取引所に新規上場する。

*内容を追加しました。

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