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- 2019年05月08日 07:36
【Amazon Go】、ニューヨーク1号店オープン!レジのない店の現金払いは若干アナログ?

ハイエンド・ショッピングセンター内の2階に出店したアマゾンゴーの12店舗目は、1,300平方フィート(36坪)で扱う商品は「朝食、ランチ、ディナー、スナック(Breakfast, Lunch, Dinner, Snacks)」。他には地元で人気の「マグノリア・ベーカリー(Magnolia Bakery)」のカップケーキや「ヘイル&ハーティ・スープ(Hale and Hearty Soups)」のスープ、「エッサ ベーグル(Ess-A-Bagel)」のベーグルも扱うとしている。
ショッピングセンター内にあることで営業時間は月曜~金曜が午前6時~午後8時で、土曜・日曜は午前7時~午後8時までと週7日営業となっている。
アマゾンゴー・ニューヨーク1号店は現金支払いにも対応する。アマゾンゴーはスマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入店するのだが、ニューヨーク店では店のエントランス常駐するグリーター(案内係)が現金支払い客を入店させる。
グリーターがQRコードをスキャンしゲートを開けお客を入れるのだ。支払いは店内にいる専用スタッフが端末を使い対応し、釣り銭の現金もスタッフが携帯しているという。アマゾンゴーでは初となるペーパーレシートも渡されるのだ。
キャッシャーフリーとも呼ばれるアマゾンゴーは人工知能やコンピューターヴィジョンを駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができる革新的な店舗。
QRコードで入店すると、エントランスのゲートが開いて入店できるのだ。あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけの「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」となっている。
入店と同時に天井に設置されたカメラやセンサーによって利用者の行動が追跡される。棚にも重量センサーが装備され、商品を手に取る行動もトラッキングするようにもなっている。
店から持ち出した商品はアマゾン・アカウントにあるクレジットカードに自動的に課金される。カメラやセンサーで得たデータから商品の動きを把握し、人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して正確に決済する。
アマゾンゴーなどキャッシュレス化に対して禁止する動きがでてきている。ペンシルベニア州フィラデルフィア市は3月、クレジットカードやデビットカードなどによるキャッシュレス決済しか認めない「現金お断り」店を禁じる全米初の市となった。これに続いてニュージャージー州もキャッシュレス事業を禁じた。ニューヨークやサンフランシスコ、シカゴ、ワシントンDCでも同様にキャッシュレス店を禁じる法案を検討しているのだ。
この動きに対応しアマゾンゴーの最新店では現金決済を受け付けるのだが、人を介したアナログな対応となっている。ニューヨーク店以外のアマゾンゴーでキャッシュ対応を開始する時期は公表していない。
トップ画像:アマゾンゴーには入り口にグリーターがいて、慣れないお客に入店の仕方などを案内する。アマゾンゴー・ニューヨーク1号店では現金払いの客をグリーターが入店させるのだ。現金払いは店内にいる専用スタッフが端末を使い対応し、釣り銭の現金もスタッフが携帯しているという。現金決済ではアマゾンゴーでは初となる紙レシートがある。レジなしコンビニの紙レシートはお土産にもなりそうだ(笑)。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。テナントにルイヴィトンやグッチがあるような高級モールに、スマートフォンやクレジットカードを持ってない人たちが食事に来るとは考えられません。ましてやウォールストリートがあり周囲には金融関係の企業が入る高層ビルがあるロウアー・マンハッタンの商業施設ですから、日常的に現金を使う人は少ないでしょう。
したがってアマゾンゴー・ニューヨーク1号店で現金払いをする人は、意図的に現金で支払う人以外にはまずいないはず。何かの理由で自国のスマートフォンが使えない、アマゾンゴー・アプリをダウンロードできない、アマゾン・アカウントにサインインできない等、主に海外からの人が買い物でキャッシュ払いを選択するのかもしれません。気になるのは万引き防止策。ゲートに常駐するグリーターに入れてもらった後、商品をもって出ようとしたら、ゲートが開かないなどの対策が施されているのでしょうか。
後藤がアマゾンゴーの責任者なら(皮肉を込めて)ボタンいっぱいの旧式キャッシュレジスターを置いておきます。インスタ映えになるし、ドンガラガッシャーン!と音を立てておつりを渡すのです(笑)。さらに人気になります。



