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ソニーが挑む次世代ゲーム戦争

吉田憲一郎氏が平井一夫氏から社長のバトンを渡されて1年。「各事業に対する手ごたえを感じる一年だった」と、ソニー専務兼最高財務責任者(CFO)の十時裕樹氏は、4月26日に開かれた決算会見で述べました。


※ソニー専務兼最高財務責任者(CFO)の十時裕樹氏

ソニーの2019年3月期の連結決算は、営業利益が前期比22%増の8942億円と、2年連続で最高益を更新しました。売上高は前期比1%増の8兆6657億円、純利益も87%増の9162億円と2年連続で過去最高になりました。

業績に大きく貢献したのは、ゲーム、音楽、映画です。その一方で、モバイル分野は、スマートフォンの販売台数の減少を受けて、971億円の赤字を計上しました。

気になるのは、発売から5年を迎えた、「プレイステーション4」の販売台数の減少です。

ゲームの世界ではいま、クラウドゲームに注目が集まっています。ゲームの実行はすべてサーバー上で行われるため、これまでのようにゲーム機自体に高い性能は不要なほか、ゲームパッケージを購入することなく、すぐに最新のゲームをプレイすることができるんですね。

すでに、グーグルがクラウドを利用した独自のゲームプラットフォーム「Stadia」を2019年中に北米および欧州市場でサービス開始すると発表しているほか、アマゾン、アップルもクラウドベースのゲームストリーミングサービスを計画中といわれています。

考えてみれば、自動車業界は100年に一度の転換期を迎え、「コネクティッド」「自動運転」「シェアリング」「電動化」をめぐって、過去に経験したことのない技術変革や収益基盤の転換を迫られています。自動車メーカーの最大の脅威は、グーグル、アップル、アマゾンです。

自動車業界と同様に、ゲーム業界もまた、100年に一度の転換期に直面しているといえます。そして、ソニーや任天堂といった、これまでのゲーム業界の王者が迎え撃つのは、グーグル、アップル、アマゾンなどの新興IT企業です。

「ゲーム業界のトップとして、強みを生かしていきます」と、十時氏は述べました。

ソニーは、次世代ゲーム機戦争をいかに戦うのか。ソニーの次世代ゲーム機の姿は、まだ明らかにされてはいないものの、これまでにないゲーム体験が用意されているのは間違いなさそうです。

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