- 2019年05月06日 17:55
男系男子維持を主張する孤高の保守メディア「産経」〜このパターン(読売・日経が日和見して産経孤立)の場合、政府も世論に日和見することが多い
2/2さて、産経新聞社説は強く男系維持を主張しています。
【産経社説】天皇陛下ご即位 新時代のご決意支えたい 伝統踏まえ安定継承の確立を
https://www.sankei.com/column/news/190502/clm1905020002-n1.html
産経社説の当該部分を丁寧に見ておきましょう。
まず「次の世代の男性皇族は、秋篠宮殿下のご長男の悠仁さまお一方」と「皇位の安定的な継承」対する危機感をあらわにします。
まず、皇位の安定的な継承を確かなものとしなければならない。天皇陛下と、皇嗣(こうし)となられた秋篠宮殿下の次の世代の男性皇族は、秋篠宮殿下のご長男の悠仁さまお一方である。
「古代から現代まで、一度の例外もなく貫かれてきた大原則は男系による継承」なのであり、「万世一系の皇統を守ってきた」のだと主張します。
古代から現代まで、一度の例外もなく貫かれてきた大原則は男系による継承である。父方をさかのぼれば天皇を持つ皇族だけが皇位継承の資格がある。
この原則が非皇族による皇位の簒奪(さんだつ)を防ぎ、万世一系の皇統を守ってきた。女系継承は別の王朝の創始に等しく、正統性や国民の尊崇の念が大きく傷つく。
そして「今も親族として皇室と交流のある旧宮家の皇籍復帰」を検討するよう主張します。
今も親族として皇室と交流のある旧宮家の皇籍復帰により、皇室の裾野を広げるよう検討してもらいたい。皇族はそもそも一般国民とは異なる特別な地位にある。男女平等の原則にしても、伝統に支えられた天皇の本質を損なうことは、憲法上も許されない。
「女性宮家」に対しては、「いわゆる女性宮家の創設は、安定継承にはつながらない」と全否定しています。
国会の譲位特例法の付帯決議が「安定的な皇位継承を確保するための諸課題」と「女性宮家の創設等」を別の事柄と位置づけた点を強調しておきたい。いわゆる女性宮家の創設は、安定継承にはつながらない。
私は各紙の性質を左から右順に、朝日>毎日>日経>読売>産経と並べてみていますが、ある種の問題、この皇位継承問題や靖国参拝問題などでは、読売や日経は保守「産経」を裏切り左派陣営の論説になびいていきます。
これは読売や日経は世論の動向に極めて敏感である種の日和見主義者なのだと、私は見ています。
今回も世論は圧倒的に女系を支持しています。
朝日新聞の最新の世論調査では、女性天皇や母方だけに天皇の血をひく女系天皇を認めるのかと尋ねたところ、女性天皇については76%、女系天皇は74%が、それぞれ認めてもよいと回答、また、今後の皇室の活動を維持するために、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設については、50%が賛成、37%が反対と答えています。
共同通信の最新の世論調査でも、皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに賛成は79.6%で、反対の13.3%を大きく上回っています。
(関連記事)
「容認」7割超、女性天皇も女系天皇も 朝日世論調査
https://www.asahi.com/articles/ASM4H42NFM4HUTIL00P.html天皇陛下に「親しみ」82%
女性継承賛成79%、共同通信
https://this.kiji.is/496581864020624481
孤高の保守メディア「産経」は、与論の動向には関係なく、自己の信じる論説を主張し続けるのです。
しかし、過去事例では靖国参拝問題のときもそうでしたが、このパターン(読売・日経が日和見して産経孤立)の場合、政府も世論に日和見することが多いのですが・・・
うーむ。
とりあえず、がんばれ産経、負けるな産経。
- 木走正水(きばしりまさみず)
- 新聞・テレビの報道分析が高い評価を受けている。



