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パナソニックが宿泊事業に本格参入、独自の「家電」戦略で差別化狙う

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エヌエイビルの青山順吉社長

Vieunoを活用して、東京・三ノ輪で、2018年4月から、「ホテル セイルズ」としてホテル事業を行っているエヌエイビルの青山順吉社長は、「いまは、集合住宅よりも、ホテルの方が2割ほど儲かる」というが、「Vieunoは、必要なものを組み合わせていけば、すぐにコストが計算できる。集合住宅に必要な下駄箱、食器棚などを不要とする一方で、24時間対応の受付カウンターの作り込みや照明などの出費は増えるが、トータルの建設費用にはそれほど大きな差はなかった。また、RC工法では2年間かかるが、Vieunoは約半年間で建てることができる。ここまでの速さで建築できるのは、パナソニック ホームズだけだ」と話す。現在、東京オリンピック開催前の稼働に向けて、Vieunoを活用した2つめのホテルを、東京・千束に建設しているところだという。

東京・三ノ輪にあるホテル セイルズは、Vieunoでホテル事業を開始した第1号案件

家電の強みを活かした付加価値で勝負

パナソニックでは、Vieuno Stayの展開において、パナソニックの美容家電やリフレ家電を備えた「Be-Lounge」の提案を新たに開始する。これは、上記のホテル セイルズにも採用されている仕組みである。

Be-Loungeでは、パナソニックコンシューマーマーケティングが提案しているセルフエステ空間の提案で、パナソニックの美容家電である「Panasonic Beauty」を活用する。これによって、ヘアケア、フェイスケア、ボディケアなどのセルフエステを行える場を提供しようというものだ。もともとはシェアハウス向けのコンセプトルームとしてスタートしていた。これまでは、エステサロンなどへの提案が中心だったが、今後、宿泊事業においても展開することで、家電メーカーならではの宿泊事業提案につなげる。

パナソニックの美容家電やリフレ家電を備えた「Be-Lounge」の提案

榎本所長は「パナソニックグループの美容、家電設備を設置することで付加価値を提供して、子育て家族などの利用を促したい」としている。

訪日外国人は歩き回る距離が多いため、美容家電を足のケアにも活用してもらいたいという

さらに、Vieuno Stayでは、パナソニックの先進設備や最新家電機器を積極的に採用する。室内には、ナノイーを使った空気清浄機やエアコン、ビエラによる薄型テレビ、テクニクスによるオーディオを設置する提案を行うほか、ネットワークカメラによる顔認証、デジタルサイルーネージやスペースプレーヤーなどの活用により、宿泊施設のサービス向上とセキュリティ強化を実現していく。「リピート宿泊の獲得だけでなく、パナソニックの製を知って、触れて、体感してもらい、商品の購入にもつなげたい」(榎本所長)。

Vieuno Stayは、他の住宅メーカーにはない、パナソニックならではの提案になる。

藤井事業部長は、Vieuno Stayで、「サポート体制、構造技術、パナソニックの暮らし提案、という3つを特徴として、宿泊事業を加速させる」と語る。

住宅メーカーとしての蓄積と、家電メーカーとしての差別化を兼ね備えることが強みだが、特に現時点では、「いまからでも東京オリンピックに間に合わせて開業ができる」というスピードが、大きな武器になりそうだ。

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