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令和元年の始まり

昭和天皇の崩御に伴い、深い哀しみの中、慌ただしく昭和から平成に移行したのに比して、令和へのシフトはお祝いムードとなりました。上皇様ご自身が今上天皇に譲位されるにあたり、種々のことをお考えになったことが反映しているのでしょう。(画像は下記、朝日新聞DIGITAL記事より)

朝日新聞DIGITAL:【詳報】皇后雅子さま晴れやか 新天皇陛下が即位儀式(2019.5.1)
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新天皇陛下は1960年のお生まれなので、同世代としてこれからのご活躍に期待したいと思います。ご専門は中世の水運などの交通史で、オックスフォード大学にご留学後、学習院大学にて修士号も取得されたとのこと。水問題は広く言えば、国連のSDGsにも含まれているタイムリーなトピックですね。また、その他の環境問題や障害者の福祉にもご関心が高いことは、とても心強いです。

新皇后となられた雅子様にも、ご体調に配慮されつつ新しい時代の皇后としてのお姿を見せて頂きたいと期待します。

また、ぜひこのタイミングで女性宮家、女性天皇、女系天皇等の問題についても、長期的視野に経って議論為されるべきと思います。今、読んでいる中根千枝先生の『タテ社会の力学』(講談社学術文庫)によれば、日本人は「個人」よりも「家」や「職場」の5〜7名くらいを標準とする小集団を単位とした社会を作っていて、大きな組織はそのような小さな組織を内包する構造であり、個人として大きな組織に帰属する訳ではないとのこと。そのような社会構造の我が国の国民がまとまる上で、象徴としての「天皇」という存在の重要性に改めて思い至りました。

お言葉全文
日本国憲法および皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと、粛然たる思いがします。
顧みれば、上皇陛下には、御即位より30年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽をともにされながら、その強い御心をご自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのおつとめに真摯に取り組んでこられました。
上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に、心からの敬意と感謝を申し上げます。
ここに、皇位を継承するにあたり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いをいたし、また、歴代の天皇のなさりようを心に留め、自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします。

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