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- 2019年04月30日 14:19
いかに正しい医療情報をみんなに正しく伝えるか 個別に真摯に対応するしかない
平成も最後です。普通に病院で仕事してます。
前からですがいかに正しい医療情報をみんなに正しく伝えるかについて考えてます。だからではないですが間違ったことを発するメディアや人達を私は攻撃してます。(これは本当に正しいかどうかは異論があることを承知しています)でも現在も反ワクチン、反抗がん剤、反医療の方はやはりいなくはなりません。
正しい医療情報の伝えかたをメディアの方達と一緒に勉強しています。その中で信頼する市川さんが論文を紹介してくれました。小児科領域におけるワクチン関係の論文です。
>17歳以下の子供がいる家庭を無作為に4つに分ける。このように親へ介入した結果が以下になります
(1)MMRワクチンが自閉症を引き起こすという証拠はないというCDCからの情報を伝える
(2)MMRによって予防された疾患の危険性に関してCDCが出した文章の正しい医学情報を伝える
(3)MMRワクチンによって病気が予防されたはずの子供の病気の画像を見せる
(4)麻疹で死亡した幼児についての悲しい悲劇の一例を伝える
(5)鳥の餌づけのコストとメリットについて話す(何か話したという対照群)
。
>介入のどれも未来の子供に予防接種をする親の意図を高めなかった!良かれと思っておこなった医療者の行動は、正しい医療情報から導き出されたものとしても、そして感情をいくら揺さぶろうとしても、全体で考えるとワクチン推進という点において全くダメだったという結論です。
やっぱ難しいことです。そして最近自分が感じていることですが、やっぱ患者と医療者の信頼関係が一番だと思っています。そしてそれがなければうまくはいかないということも。
そして医療者の説得を受け入れてくれる条件として今は以下のようなものを考えています。
ア その知識はほぼ絶対的に正しいか
医学的に正しくないと絶対にダメです。ただし絶対的にという基準は設定が難しいです。
イ その専門家は自分の大切な人にその行為を行いたいと思うか
アがあって医療者に自信があれば基本行うはずです。
ウ その専門家はやましいことなく市民のことを第一に考えているか
そこに利益が出てくると少し態度にいやらしさが出るでしょう。それでもア、イがあればまだ許せますけど。
エ 医療者、発信者を人間的に信頼できるか
医学的にどんなに腕が良くても、頭が良くても、人間として信頼できないと感じてしまうと信用は難しいことです。
これらを全て満たすことができれば今のような反医療的なことは起きてないのでしょう。でもどれも難しいからデマを含めた今の歴史があるのでしょうが。
どうやって解消すればいいのでしょうか。正しい医療を医療者は行い、メディアがそれを正しく発信し、人を結果的に傷つける医療を罰することを含めて制御する。このような事実の積み重ねしかないのだろうと思い行動しています。
平成最後の覚書として。
令和も頑張ります!



