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妻がドナーに 電撃ネットワーク・リーダーの南部虎弾が糖尿病の悪化で腎臓移植へ

過激なパフォーマンスで世界的な人気の〝電撃ネットワーク〟のリーダー、南部虎弾(なんぶ・とらた=67)が、腎臓移植手術のため5月10日から都内病院に入院することになった。「糖尿病の悪化が原因」と言うが、「令和の最初が臓器移植で体を張ることだとは…」と南部は苦笑いしていた。現時点で手術は5月16日を予定している。

それにしても、ここまで悪化するまで何故、放っておいたのか? そこには、常識的な感覚では理解できないところがある。

不摂生な生活で左足はあわや切断寸前

Getty Images

南部によると、糖尿病であることに気づいたのは5〜6年前のことだとか。時期的には丁度、メンバーの一人だった三五十五(さんごじゅうご=享年52)が肺がんのため闘病している頃だったのかもしれない。

「骨髄炎で左足が壊死状態になって…病院で検査を受けたところ糖尿病だと診断された」。

その症状は「あわや切断の寸前だった」らしいが、フットケアの専門医のおかげで最悪の事態は免れたという。

「確かに不摂生な生活でしたからね。毎晩毎晩、酒を飲み歩いて、明け方にはラーメンばかり食べていたから。しかも、スープは全部飲み干していたし…。正直言って健康のことなんて全く考えていなかった。もちろん反省はしています」。

とにかく無茶苦茶な生活だった。元来、ノーテンキな性格だと言ってしまえば、それまでだが、しかし、その生活ぶりは聞けば聞くほど呆れるしかない。しかし、糖尿病と診断されてからは、さすがに治療のため定期的に通院していたと言うが…。

「当初は、インスリン注射をしていたんだけど、とにかく面倒なんですよね。で、投薬に変えてもらったんです。さすがに仕事で移動中にインスリン注射を打つのは辛かった。新幹線の中でも打っていましたから」。

医者とケンカしてまで透析拒否

ある意味、無頓着な生活だっただけに、気づいたら症状が悪化していたという。当然だろう。その結果、2年前の2017年には「急性冠症候群」による心不全で緊急入院、8時間にも及ぶ心臓のバイパス手術を受けたこともあった。

手術は成功し、その後はステージにも復帰したが腎機能はというと悪化する一方だった。

「医者からは人工透析を勧められるようになりました」。

その人工透析は2日に1回の割合で行うというものだった。

しかし、色々と考え抜いた南部は人工透析を拒否した。「人工透析なんかを始めたら、それこそ地方の営業ができなくなる。パフォーマンスを見せられなくなる」というのが理由だった。

医者とは何度もケンカになったというが、さすがに拒否し続けてきたのが災いした。

ドナー探しの切羽詰った状況で妻が「私でよければ」

病状の悪化に「何とかならないか」と、腎臓の専門医に相談すると「人工透析を拒むなら腎臓移植しかない」と言われたという。が、その時点で腎機能が低下し、クレアチニンの数値が上昇していたことから「一刻も早く、臓器提供者(ドナー)を見つけ出して手術をした方がいい」と断言された。

そんな切羽詰まった中で「カミさんが『私のでよかったら』と言い出したんです」。

しかし、奥さんの血液型はA型で、南部はO型。しかも南部の血液は数万人の一人と言われる「RHマイナス」だった。「さすがに、これは無理だろう」と半ば諦め医者に相談したところ「検査結果次第では可能」と言われた。そこで、幾つもの適合検査をやったところ「手術可能」となったという。

「正直言ってホッとしました。助かった…と。カミさんには一生頭が上がりません」。

周囲に生かされるのも「生命力」か

Getty Images

ただ、手術日は決定しているものの、最終的な決定は3年前に手術した心臓バイパスの状態次第で、その検査結果が出るのが5月2日だとか。

予定通り手術が行われ、順調に回復すれば「今月中にも退院できる」という。

それにしても南部の不摂生な生活はアホという以外ないが、糖尿病による数々の合併症に心臓バイパス手術…もはや周りに生かされているといった感じである。しかし、これも「生命力」なのだろう。

なお、29日には東京・新宿で平成最後のライブ・パフォーマンス「新宿クレイジーナイト」を行う。田代まさし、鳥肌実、猫ひろし、大木凡人、チェリー吉武ら多数の〝電撃ファミリー〟が駆けつけ、高額手術費用を賄うべく募金も受けつけるというが、南部にとっては、平成の最後をステージで終わらせることができたことは、活動29年を迎えた電撃ネットワークとしても、パフォーマー冥利に尽きるものだったのかもしれない。

ちなみに〝電撃ネットワーク〟は、南部が1990年に結成した。4年前の2015年にグループで主に司会役だった三五十五が肺がんで亡くなったことから、現在はギュウゾウ(54)、ダンナ小柳(50)の3人組で活動している。特に「TOKYO SHOCK BOYS(トーキョー・ショック・ボーイズ)」として海外からの人気が高いことでも知られている。

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