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保釈が認められたからといって、ゴーン氏の復権が確実になったわけではない

ゴーン氏の再保釈決定に対する検察当局の準抗告が棄却され、昨夜ゴーン氏が東京拘置所から釈放された。

検察当局は今回の保釈決定に対して相当不満を募らせているようで、検察内部には怨嗟の声が渦巻いているようだが、裁判所は検察当局を怒らせるくらいに毅然とした態度を貫くことでいいはずだ。

これまでは、裁判所は検察の言いなりだという批判が絶えなかったが、これで裁判所と検察当局は別の存在で、最終的には裁判所の判断が検察当局の判断に優位するということが世間の常識になるはずだ。

行政府の内部では忖度ということが大流行りだったが、司法の世界では忖度は通用しない、ということが分かっただけでもいい。

私は、一連の事件の推移を見て、ゴーン氏は経営者としては失格だと判断しているのでg-ん氏の味方をするつもりはさらさらないが、それでもゴーン氏の権利は十分守られるべきだと思っている。

裁判所としては、ゴーン氏について今回保釈を認めるには相当の勇気が必要だったはずだが、ここは、保釈を認めた裁判官に相応の矜持と気骨があったことを評価しておいた方がいいだろう。

もっとも、ゴーン氏の再保釈が認められたからといって、ゴーン氏について無罪の判決が言い渡される可能性が高くなったわけでもないし、ましてゴーン氏の復権が確実になったわけでもない。 当然のことながら・・。

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