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【読書感想】物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方

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物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方 (角川新書)
作者: 川上徹也
出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2018/10/06
メディア: 新書
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Kindle版もあります。

物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方 (角川新書)
作者: 川上徹也
出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
発売日: 2018/10/06
メディア: Kindle版
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内容(「BOOK」データベースより)
競合とさほど変わらない物やサービスであっても、売り方次第で一気に人気を博すものになる。今の時代に求められる「感情」に訴える売り方「エモ売り7」を、成功している70以上の実例を紹介しながら伝授する。

 今の世の中って、売る商品も、その売り方にも本当にいろんな選択肢がありますよね。
 この本を読みながら、「自分は、何を基準に買うものや店を決めているのだろう」と考えてしまいました。

 著者は、4年前の2014年に『物を売るバカ』という新書を出しておられます。

 そもそも『物を売るバカ』というタイトルは、決して「ものを売る人」をバカにしたものではありません。「頑張って商品やサービスを売ろうとすればするほど売れなくなってしまうもったいない状態」のことを言いあらわしたものです。

『物を売るバカ』では、「販売」「営業」「マーケティング」などのジャンルにおいて、「物を売らずに物語で売る」ための法則や事例を数多く集めて紹介しました。特に会社・店・商品・人を輝かせるために提唱している「ストーリープランディング」については詳しく語りました。

 おかげさまで多くの人に読んでいただきました。

「いかに自分たちが『物を売るバカ状態』になっていたかがよくわかりました」

「物ではなくストーリーで訴えると急に商品が輝き売れ始めました」

 などうれしい意見を数多くいただきました。

fujipon.hatenadiary.com

 この「2」は、前作とは違う理論を述べたものではなくて、前作をベースに、最新の「感情を揺さぶる売り方」の事例を集めたものだそうです。
 
 これを読んでいて感じるのは「物語で売る」とは言っても、実際は「どんな物語か」というのが重要だし、やりすぎるとあざとくなるだけ、ということなんですよ。

 一昔前は「大学の生協で誤って大量発注した商品が、SNSで拡散されて売り切れてしまった」というようなエピソードがあったのですが、そういうのは一度しか使えないし、今、同じようなことを他の店がやっても「二番煎じ」だとみなされるだけでしょう。

 あまりにも狙いすぎた「物語売り」は、もうすでに飽きられ始めているのではないか、という気がしています。

 この本で紹介されている成功事例の陰には、同じように狙ってはみたものの、消費者のストライクゾーンに入らなかった失敗例が死屍累々のはずです。

 これだけ「物」が溢れていて、十分な品質のものがかなり安い価格で買える時代というのは、恵まれているんですよね。

 その一方で、物だけで自分の個性をアピールするのは、難しくなってもいるのです。SNSとかを眺めていても、「自分にとってのちょっと珍しい食事や旅行先」なんて、発信している人全体からすれば、「ありふれた出来事」でしかありません。

 だからこそ、目に見える物や経験に、プラスαが求められるのです。

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