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  • mkubo1
  • 2012年04月22日 21:44

欧州の景気とECBの政策

先週は、スペイン国債の入札を無難に終え、また、G20は、IMFへの資金拠出が4300億ドルを超えると表明しました。

スペイン国債については、短いところは、国内銀行がLTROで得た資金で購入しているようです。長いところは、ヘッジファンドなどのショートカバーが中心で、実需の買いは、ほとんど入らず状態で、多くは、スペインの格下げを待っている状態ですね。

18日にドイツのZEW景況指数が予想よりも良かったことを書きました。20日には、Ifo独企業景況感指数が、これまた、予想よりも良かったですね。
ここで、この2つの指数の違いについて簡単に説明しておきます。

      調査対象                 見通し              発表日
Ifo   約7000社のドイツ企業         現況と6ヶ月先の経済見通し 毎月下旬に発表
ZEW 約350人のエコノミストや機関投資家  今後6ヶ月の見通し    Ifoの約1週間前に発表

Ifoがいかに重要視されるかわかりますね。そのIfoが予想109.5に対して、109.9でした(前月109.8)。これで、ドイツ経済は、ソブリン危機を乗り越えられるかも知れないという期待感が出てきています。

こういうドイツ経済が好調な兆しがあれば、ECBは政策を緩和する方向にはなかなか舵を切らないのも事実。オーストリア中銀のノボトニー総裁は、SMP(ECBの国債購入プログラム)が議論されているわけではないと言っており、利下げも根拠がないと言い、新たなLTROは必要ないと言っています。これが、今のECBの標準的なスタンスなのでしょうね。

では、ノボトニーさん、必要なことは何と言っているのか。それは、SMPとLTROの効果を検証することだそうです。

「あれまっ」ECBらしいです。まだ、世界の金融市場は、欧州に振り回される日々が続きそうですね。

ECBといい、日銀といい、金融緩和に対しては、思いのほか、嫌がっている様子がありありと伝わってきますね。

願わくは、ドイツの景気が良くなり、南欧の景気も想定以上に、いや、想定通りに改善してくれれば、いいのですが。まあ、そんなにあまくないでしょうね。

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