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東京大学入学式での上野千鶴子さんの祝辞がお説教? おめでとうとチヤホヤされたいの?

東京大学の入学式で同大は上野千鶴子さんに祝辞を依頼、その内容はいろいろと考える題材を与えるものであり、良い内容だと思います。


朝日新聞2019年4月19日付では、実際に祝辞を聞いた学生の声として評価する声を多数、紹介しているのですが、中にはマイナス評価の声も紹介されています

「説教されている気分になった。式で言うべきことか、と複数の男子が言っていた」

 「おめでとう」とただただおだて上げられたいのか、この感想にはげんなりさせられます。

 「頑張れば報われると思えるのは、努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないでほしい」

この言葉の意味も響かなかったみたいですね。こうした学生が「おっ」と驚き、立ち止まって考えて欲しいという上野千鶴子さんの願いは、全く伝わりませんでした。分かって欲しい学生にこそ伝わらなかった、非常に残念です。

 入学式がお祝いだけでなく、学生として学ぶ姿勢を享受することは普通のことではないでしょうか。私が北大の入学式に出たのは、もう30年以上も前になりますが、そこでの学長の言葉で覚えているのは2つ。

 今年は、全都道府県からの入学者があった。いつもは佐賀県からの入学者がなかった。

 君たちは、受験でやってきたことをただ知識として頭に乗せてきただけ、入試が終わるとすべてなくなってしまう。

 知識を頭に載せてきただけというのはかなり辛辣です。受験のための詰め込み勉強しかしてこなかったということをかなり皮肉を込めた言い方です。

私は、なるほどと思って聞いていましたが、今ひとつピンときませんでした。詰め込みの当事者だったからでしょう。今になれば、その意味もよくわかります。
 「おめでとう」だけである必要はないし、訓示でもいいわけです。

「説教」でも結構じゃないですか。それを否定的に感じることなく、学生としてどうあるべきか、考えることが大事なのですから。

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