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日本社会は高齢者に甘い? 高齢者の運転による悲劇をいつまで繰り返す 車優先社会を転換せよ

 今月19日に起きた高齢者の運転による死亡事故の結果は悲惨でした。

 それこそ何の落ち度もない若い、幼い命が奪われました。

 運転者は87歳の高齢でした。この高齢者は認知症があるかどうかはともかく運転技術がないことは明白でした。それなのに免許の更新できてしまう現在の制度は大問題です。

 運転技術があってはじめて免許を取得できるのに、加齢に伴い誰もが運転技術が低下するこははっきりしているのに、技能の確認がされないのは、車の運転という安全確保という観点から現状の制度の欠陥の放置は許されません。

 何度、このような悲惨な事故が起きようとも制度を改めようとしないのでしょうか。高齢者からの反発が怖いからなのでしょうか。高齢者から免許を取り上げたら車が売れなくなるからと勘ぐりたくなります。

 若者の車離れは顕著。中高年以上が買い支えているのが自動車です。高齢者から車を取り上げたら…

 特にこういう事故が起きると決まって言われるのが、「自動運転の開発が急がれる」みたいな言い方です。しかし、開発されるまで、このような状態を放置するのかと言いたくなります。

 高齢者の事故が若者に比べても多いわけではないという意見も聞くことはありますが、多くないから放置していいという問題ではありません。

相次ぐ高齢者による交通事故 このまま放置しておいて良いのですか。自動車業界に媚びるのではなく、車優先社会を転換させませんか

 この遺族の叫びは痛烈です。
「少しでも運転不安な人は考えて」 池袋暴走、遺族の夫」(朝日新聞2019年4月24日)

「それぞれのご家庭で事情があることは重々承知しておりますが、少しでも運転に不安がある人は車を運転しないという選択肢を考えて欲しい。また、周囲の方々も本人に働きかけて欲しい。家族の中に運転に不安のある方がいるならば、いま一度家族内で考えて欲しい。それが世の中に広がれば、交通事故による犠牲者を減らせるかもしれない。そうすれば、妻と娘も少しは浮かばれるのではないかと思います。」
 この方、優しいですね。このような状態に置かれながらもなお気配りをされています。

 しかし、私は、そうした本人の自覚、家族の対応に求めるだけでは足りないと思います。

 こうした惨劇が繰り返されているという現実を認識すべきです。明日は我が身ですよ。

 車の運転は人を死に追いやる可能性のあるものであること、免許とは、その許可なのですから、それに見合った技能、知見を持ち合わせていなければなりませんし、暴走運転をするような者に許可を与えてはならないものです。

危険運転には免許取消こそ必要 免許のあり方を考える

飲酒運転に限らず乱暴な運転が少なくない 免許は技能と知識があれば足りるというものではないことを制度化すべき

 ところで、日本社会は高齢者だというだけで甘すぎはしませんか。高齢者から免許を取り上げると車が売れなくなるという動機もあるのはともかく、そればかりでなく、高齢者だからというだけで言うべきことを言えない、そんな風潮がありはしないでしょうか。

 車のみならず、医療や介護の世界でも高齢者による強制わいせつ、セクハラ事件が社会問題になっていますが、こんな無法を何故、放置されているのか、全くわかりません。周囲の無理解の中で、こういう人間に振り回される人こそ、精神を病んでしまいます。

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