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スリランカ爆破実行はISの戦闘員

スリランカの連続爆破テロでは、日本人1人を含む321人が死亡し、亡くなった 現地在住の高橋香さんの夫を含む500人が負傷しました。スリランカ政府は、「国内に限定したグループの犯行とは思えない」と述べ、国際的な組織の支援を受けたとの見方を示していました。

スリランカ当局は、40人を拘束していて、事件に関与したと断定した国内のイスラム過激派組織ナショナル・タウヒード・ジャマート(NTJ)は、ほぼ無名で、事件は8ヶ所のうち6ヶ所でほぼ同時に発生し、事件後には87個の起爆装置も見つかったことから、テロの知識や経験に通じた国際テロ組織の支援があったと見ています。

そして、この連続爆破テロ事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)系のアマク通信は、昨日23日、「攻撃の実行者はISの戦闘員だ」とする声明を出しました。スリランカ政府は、全土を対象に非常事態宣言を発令していて、全容解明を急ぐ構え、と報じられています。このような残虐なテロは、どのような理由でも許されないのは、当然のことで、強い憤りを感じます。

スリランカの国防担当の国務大臣は、23日、最悪規模となった連続爆破テロをニュージーランドで起きた銃乱射事件の報復と位置付けた、とのこと。モスク(イスラム教礼拝所)を襲った銃乱射事件で起訴されたオーストラリア人の男は、移民を敵視する白人至上主義者だった、とされています。スリランカでは、分離独立を求めたタミル人過激派組織と政府軍の内戦が終結して10年になり、治安が安定したため、テロ対策がおろそかになっていた状況を突かれたという指摘もあります。また、昨年から大統領派と首相派が主導権を公然と争っていて、今回のテロでも、事前情勢が政府機関内で共有されていなかった、ということも明らかになっています。

事件の解明とともに、中東で居場所を狭められたISが他の国でテロを起こすということに対応するため、多国間で協力し、協調して治安を守るよう、国際的な連携を強化してほしいと思います。

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