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白鵬が帰化申請へ 「初の外国出身理事長」に協会側も対抗策

土俵外で徳俵に足が(時事通信フォト)

 日本相撲協会vs現役最強横綱のバトルが、新たな“土俵”へと移行しそうだ。横綱・白鵬がモンゴルで国籍離脱の手続きを始め、帰化申請に動き出した。

「白鵬には、大きな功績を残した横綱にのみ認められる『一代年寄』を“モンゴル国籍のまま襲名”という野望があったが、協会が頑として認めず、諦めて折れた格好です」(若手親方)

 昨年10月に反執行部派の貴乃花親方が退職し、八角理事長(元横綱・北勝海)ら執行部にとって、“不満分子”は白鵬だけになった。

「春場所千秋楽の“三本締め問題”もそうだが、これまでなら見逃されたことも厳罰対象になる。協会が『番付降格』処分を下せば、横綱は強制引退。日本国籍がないと、即廃業(解雇)です。それで帰化を急いだのだろう」(同前)

 今後は“白鵬親方”と協会執行部の闘争になる。

「白鵬の次なる野望は親方として、理事を送り出せる一大グループを形成することになるだろう。帰化申請中の横綱・鶴竜をはじめ、外国出身の親方衆を集めて“新一門”を作る構想だとみられてきた」(同前)

 勢力を拡大できれば、“初の外国出身理事長”へ──そんな目論見に、協会側も対抗策に余念がない。

「昨年7月の理事会で“親方は5つある一門のいずれかに所属しなければならない”と決めた。無所属の貴乃花親方を追い込む新ルールだったが、白鵬の新一門立ち上げを阻む機能も果たす。2014年に『貴乃花一門』を認めたことが、内紛につながった“反省”があるのだろう」(ベテラン記者)

 元貴乃花親方と白鵬も犬猿の仲だったが、“仇敵追放”の過程でできた新ルールが、今度は自身への“包囲網”となりそうだ。

※週刊ポスト2019年5月3・10日号

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