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遠吠え


2度目の敗戦の弁の時は、早かった。
自らのすべてをかけての戦いに敗れ、「政治家として息絶えた」という言葉が自然と出てきた。引くとか、退くという言葉はしっくりこなかった。

民主主義は結果が全てである。(…のかもしれない。)しかし、勝者が総取りをするのが民主主義ではない。敗者は、すべてを失うわけでもなければ、主張を全て撤回しなければならないわけでもない。その瞬間から口を閉ざさなければならないわけでもない。一方で、勝者の主張の方向に進む流れを一定容認しなければならない。(…と思う。)勝者が選択された結果を踏まえて、自らを見つめ直す必要がある。

「現任期中(2019年11月)に住民投票をする。その民意を問う。」として実施された統一地方選挙に合わせての大阪府知事・市長のダブル選挙。しかし、投開票日の翌日に「住民投票の今年の実施はない。新市長の任期内(4年以内)の実施を目指す。」と言いだした松井新市長。それならやはり通常通り11月にダブル選挙をしても良かったのではないのかと思ってしまう。ただ、少なくとも今年中に住民投票がないのであれば、いわゆる大阪都構想というものの中身について、広く市民に知らしめる時間と機会があるわけなので、賛成側も反対側も、多額の巨費を投じて行う再びの住民投票にたる特別区設置協定書(いわゆる都構想の設計図)について市民理解を深める努力が必要と考える。

今後、どのような立場で大阪に、まちづくりに、地域社会に関わっていくことになるのかは、全く白紙である。ただ、4月の市長選を通じて大阪を愛する方々と共に戦えたことは私にとっては誇りであり、立場が変わることがあっても、大阪を思う気持ちが変わることはない。大阪を愛する一市民として、引き続き精進していきたい。

     ********************************

MBSのニュース番組「News ミント!」の放送を受けて、少し補足すべき点があると思い、ブログを綴らせて頂きました。テレビは誤解を招くような見え方になる時がありますので、そのあたりの補正もできればと思います。
市長選に際して、ご支援頂いた皆様のご期待に応えられなかったことは大変申し訳なく、私自身も残念な思いではありますが、結果が出た時以降、落ち込み塞ぎ込んでいるということはありません。
体力的には、ぼちぼちオッサン年齢ですので、今になって疲れが出てきているというか、疲れが完全に取れない状況ではありますが、精神的には元気に、フリーな立場を活かして自分自身に何ができるのか、何をやりたいのかを前向きに思考する毎日を過ごしております。

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