- 2019年04月22日 10:51
山口真帆さんのNGT48卒業に大きな怒り - グラビア女優・石川優実
2/2叩かれるのはタレントばかり 搾取する側も批判せよ
タレント側に「賢くなれ」「自分を客観的に見ろ」と警告する人たちがいます。
だけれど、それと同じくらいの熱量で搾取する側にも批判と警告をしてください。
「夢を見て頑張る人から搾取するな」「同じ人間として尊重しろ」。
しっかりとそう怒ってください。
あまりにもタレント側への警告が多すぎて、まるで賢くない人、自分を客観的に見れない人間ならば搾取しても、騙しても良いだろうと思わせてしまう状況を作り出しているような気がしてなりません。
アイドルもグラビアも、日本独自の文化だと思います。
時にこういった文化を、「女性差別を助長するものだ」として批判する人もいます。だけれど私はそうは思わない。単に、アイドルやグラビアアイドルをモノとして扱わなければ良いという、ただ当たり前のことをすれば良いだけなのです。
いじめや差別もされる側に問題があるわけではありません。する側の心の弱さであり問題なのです。
自分より下の存在を作らなければ自分を保てない、とても心の弱い側の問題。
告発した側が責められる風潮
私が今、訴えている男女平等というのは、先ほど言ったようなことをなくして仕事に集中できる環境を作ってくださいということです。
「グラビアで自分の許可していない露出の作品を発売される」
「撮影の際に性的な嫌がらせをされる」
「本人を追い込み断れない状況を作り、望んでいない仕事をさせる」
「性接待を強要する」
「応援していると言いつつファン(と呼んで良いのかわかりませんが)がセクハラや人格攻撃をする」
「キャスティングの話をし、セックスを強要する」
そして今回の山口さんのような暴行に遭うこと、それを告発すると被害者が責められる風潮。
これら被害者の多くは女性です。男性であれば、芸能界にいてもこのような目に遭うことは女性よりとても少ないと思います。(ゼロではないと思いますが)これらをなくし、本来の芸能の仕事に力を注がせてほしい。
これらがどれだけのストレスを与え、芸能活動の邪魔をしているのか。
世間が落ち着くのを待つNGT運営を許すな

芸能界に限らずです。職場でも同じです。女性というだけで、通常の「労働の悩み」+「セクハラ」など、女性特有の戦わなければならない出来事が出てくるのです。
この状況で、どうやって仕事を頑張れば良いのでしょうか。続けたくても続けられない、頑張りたくても頑張れない。それなのに「女性はすぐやめる」「根性がない」「実力で上がってこい」。
現状起きていることを全く把握していないとしか思えません。
優遇なんてしてくれなくていい。実力以上の評価をしてくれなんて言っていない。犯罪をしないで。男性と同じ環境にしてください。それだけです。
今回の山口さんの騒動。NGT48の運営側はウヤムヤにして世の中が落ち着くのを待つつもりでしょうか。だけれど絶対にそうはさせません。
何もできずにやめていったたくさんの仲間、我慢するしかない状況で今も頑張っている仲間、どちらも私はたくさん知っているから、絶対に諦めません。声を上げ続けます。
著者プロフィール

石川優実
グラビアアイドル、女優。
1987年1月1日生まれ。愛知県生まれの岐阜県多治見市育ち。04年、高校3年生の時に名古屋市内でスカウトされ芸能界入り。〝お菓子系アイドル〟として主に〝お菓子系雑誌〟のグラビアで活躍する。美少女グラビア雑誌「クリーム」が行った総選挙で1位を獲得。08年に上京後、事務所を辞め一時、フリーで活動したことがある。14年に映画「女の穴」で映画初主演、16年には「誘惑は嵐の夜に」にも出演している他、イメージビデオは30本以上発売している。現在は、映画や舞台など女優としての活動する傍ら、「#MeToo」や「#KuToo」運動にも積極的に取り組んでいる。
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特に、「月刊文化通信ジャーナル」は、映画を中心にした綜合エンターテインメント専門誌として55年の歴史を刻んでいる。特に映画系では唯一の業界専門誌として認知されている。
また、関連会社には株式会社文化通信エンターテインメントがある。文化通信社が培ったノウハウを生かしての新規事業や版権事業などを行なっている。文化通信社創立55周年の際はシンガーソングライター松山千春の自伝「足寄より」を「旅立ち〜足寄より」として映画化、さらに60周年では舞台化してきた。



