- 2019年04月22日 10:51
山口真帆さんのNGT48卒業に大きな怒り - グラビア女優・石川優実
1/2Kダブシャインさん(ヒップホップグループ、キングギドラのメンバー)の、NGT48の山口真帆さんに関するインタビューの記事(https://blogos.com/article/371895/)を読みました。全て同じ意見でした。影響力のある方が発言してくださることが本当にありがたいと感じました。
その後、山口さんはNGT48からの卒業が発表されました。
私は、すごく怒っています。怒りすぎてどうして良いのか全然わかりません。
表に出てきて説明しない秋元康プロデューサー

被害にあった女の子が自分の夢であったアイドルグループをやめなければいけないこと。被害者なのに加害者かのように扱われること。「不起訴だったから」という理由で事件が事件ではなかったと言われること。このことを被害者である山口さんの口から卒業発表の公演で話されること。この公演が実際に行われているとき、ステージの裏にはたくさんの大人たちがいるであろうこと。その中には責任のある大人だっているであろうこと。プロデューサーの秋元康さんや社長がここまで一切おもてに出て来て説明をしていないこと…。
こんなに多くの人の前で起こっていることなのに、何もはっきりしないままこの状況が続いていることにとても憤りを感じます。
多くの著名人だって声を上げています。署名活動だってされている。たくさん報道もされている。それなのに、本当に説明をしなければならない人たちからの説明が何もない。
私たちには何もできないのでしょうか。これだけ多くの人が「おかしい」と訴えているのに、無視して、だんまりを決め込めばなかったことにできてしまう、それがこの国なのでしょうか?
私は、山口さんと、運営会社の社長や秋元康さんなど責任者の方との会見を希望します。本人なしではあり得ないと思います。山口さんと責任者側の対話を見せてもらいたい。ごまかしきれない状況でしっかりと会見をしてほしい。
搾取される側が悪いといわれる芸能界
私は18歳の頃から芸能界に入りました。この世界では、搾取される側・被害に遭う側・騙される側が悪いと言われます。
売れていなければ、被害に遭ったことは「才能・実力がないから悪い」。山口さんのように48グループで知名度のある存在であっても、被害を訴えるとこのような扱い。
私が2017年末に告白した「#MeToo」
(https://note.mu/ishikawa_yumi/n/n1e73ecf608d1)
に関してもですが、その内容の中には実際に捕まった詐欺師もいるし、今、弁護士さんを通して争っている相手もいます。ですがこうやって告白するまで、いつも責められたのはこちらでした。
芸能界が、芸能人が何か特別な世界だと思いすぎていませんか?
芸能人にも当たり前ですが人権があります。何か犯罪が起きたなら、加害者側が責められるべきです。それは本人がどうであっても変わらないはずです。
グラドルが受ける被害「撮影で性的嫌がらせ」「性接待強要」

私が高校を卒業してグラビアの仕事を始めてから、たくさんの人がこの世界をやめていきました。たくさんの人が、犯罪と言われる被害を受けています。
「グラビアで自分の許可していない露出の作品を発売される」
「撮影の際に性的な嫌がらせをされる」
「本人を追い込み断れない状況を作り、望んでいない仕事をさせる」
「性接待を強要する」
「応援していると言いつつファン(と呼んで良いのかわかりませんが)がセクハラや人格攻撃をする」
「キャスティングの話をし、セックスを強要する」
…こんなこと、たくさんたくさんありました。私だけに起きたことではありません。だけど多くの女性がどうにもならないと諦めています。こんな世界はもう無理だとやめていった、たくさんのまともな、才能のある人たちを知っています。
それは頭の良い選択か?そうかもしれません。だけどそれで済ませて良い問題なのでしょうか?
彼女たちは心から望んでやめていったわけではない。やめないと心がおかしくなってしまうから、やめざるを得なかったのです。
彼女たちは心が弱かった?いや、逆に強かった?
それに耐えて今もおかしな芸能界で上記のようなことを我慢して頑張っている人たちは、心が強いのか?いや、逆に弱いのか? 異常なのはどちらでもない。この世界です。変えるべきはこちら側じゃない。あちら側のはずです。
これらのことは
「売れている、売れていない」
「実力がある、ない」
「容姿が優れている、優れていない」
…そんなの関係ありません。人権は全ての人間にあるものです。
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特に、「月刊文化通信ジャーナル」は、映画を中心にした綜合エンターテインメント専門誌として55年の歴史を刻んでいる。特に映画系では唯一の業界専門誌として認知されている。
また、関連会社には株式会社文化通信エンターテインメントがある。文化通信社が培ったノウハウを生かしての新規事業や版権事業などを行なっている。文化通信社創立55周年の際はシンガーソングライター松山千春の自伝「足寄より」を「旅立ち〜足寄より」として映画化、さらに60周年では舞台化してきた。



