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透析中止問題 情報の非対称性 批判する医療者たちは善意の第3者

HPVワクチン。問題になった当時、この有害事象は本当に副作用かもしれないと考え私は批判は控えていました。そして訴訟が行われ、患者の病気の情報がわかった時この記事を書きました。(HPVワクチンについて 副作用と言われるものがこれなら、私は自信を持って娘に打たせます)医療者としての自信からの行動です。

今回の透析中止問題。今では毎日新聞批判ばかりしていますが、記事が出た当時の記事はある程度慎重なものでした。(医師が決める寿命 透析中止は安楽死と同じ 今の時代倫理的には問題

そしてたまたま詳しい情報を得ることができ、患者さんの病態、病院の行動がわかった時、HPVワクチンの時と同じ理屈、自分の臨床経験に基づき毎日新聞への批判をはじめました。それだけ医師としての判断には自信を持っています。

ただ今回の問題を今でも善意の医療者達が毎日新聞記事を元に批判記事を出されています。もちろん医師としての寄り添いが足りない、書類不備に医師の傲慢さが出ている、命の大切さを軽く捉えているなどまさに教科書的正当性を前面に出して記事をみなさん書かれています。

細かい点は議論をすべき内容でしょう。そして批判する権利は誰にでもあります。でも患者の情報を毎日新聞から、いやメディアからの選択された情報からその医療行為の本質を批判するのはどうかとは思っています。

今までの私の臨床経験で言えることは、医学的にどんなに間違っていても、はたから見たら社会的にもおかしくても、医療者と患者の状況では納得せざるを得ないはたからみるとおかしな行動があります。細かい点で行ったら法的にもグレイな部分もいっぱいありました。

それをご自身の崇高な理念と合わないからと批判をされるのは、特に自分で患者をみていないのなら、あまり好ましいものではないと思います。それこそ情報の非対称性です。

自分が知っていると言いながら、患者さんの個人情報だから詳細は出せないという私の行為も信じられないという意見もいただいてます。だからと言って周りを納得させるために患者の個人情報を流すことはできません。5月以降の学会の発表を待ちたいと思います。

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