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敵を作らなかったわけではないだろうが、相手陣営からも敬意をもって迎えられていた保岡興治元法務大臣

自民党の憲法改正論議の牽引役、取り纏め役を務められていた保岡興治元法務大臣の訃報が報じられた。
まずは、心からの弔意を申し述べさせていただく。

私は保岡法務大臣の下で法務大臣政務官を務めたことがあり、その高潔な人格と識見の豊かさ、さらには公明正大な仕事ぶりを知っていたつもりである。

一連の司法改革は、保岡氏が自民党の司法制度調査会の会長に就任されたからこそ実現できたもので、保岡氏なければ裁判員制度の導入も、刑事司法改革も、裁判所改革も、さらには司法養成制度の改革も中途で頓挫したに違いない、と認識している。
勿論、小泉純一郎元総理の英断あってこその大改革であったが、裁判官の経験がある保岡氏の熱心な運動と支えがなければ、とてもあれだけの多岐にわたる大改革を成し遂げることは出来なかったはずだ。

私は、ほんの一端を知っているだけだが、日本の司法制度を根底から変える一連の司法改革の最大の功労者は、保岡氏だったと思っている。

保岡氏が闘病中だということは伺っていたが、すい臓がんだとは知らなかった。
改めてお悔やみと感謝の念を捧げたい。

保岡氏に敵がいなかったわけではないが、保岡氏の人格識見の豊かさについては衆目の一致するところだったと思う。
現に、立憲民主党の枝野代表が率直に保岡氏に対しての尊敬の念を表明している。

その保岡氏を、自民党の憲法改正推進本部や衆議院憲法審査会の会長の要職から外してしまったのが安倍総理である。
結果的に、そのために、憲法改正の議論を国民的合意の下に進めていくという大事な基盤が国政の場から事実上失われてしまったのが、残念である。
(安倍総理には、失ったものの大きさが未だによくお分かりにならないのではないかしら。)

まあ、余計な一言だろうが・・。

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