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漁業法改正のその先へ:石巻・女川スタディツアー

70年ぶりに漁業法が改正されたことはこのブログでも書いている通りですが、漁業法に関わらず、多くのケース、法改正から国民の皆さんの仕事や生活に変化が感じられるようになるまでに、2-3年はかかります。

改正法は国会で成立した後、担当省庁のリードで詳細について調整し、施行まで詰めていきます。昨年12月に成立したこの改正漁業法も、運用の仕組みなどを定め、公布から2年以内に施行する、と定められており、まさしく今、漁業生産者はもちろんのこと、沿岸地域関係者やその他のステークホルダーと対話し、周知も含めて具体化している過程にあります。私も党の行政改革推進本部の事務局長として、フォローアップの提言の取りまとめを担当しており、漁業従事者の皆さんとの対話と現場の視察を続けています。

先週末は、G1海洋環境・水産研究会のメンバーとともに、漁業の現場のスタディツアーに女川と石巻(宮城県)に行きました。東北入りのその日は、まず、Yahoo!石巻内にある、漁業について発信するウェブメディア「Gyoppy」編集部を訪問。域外から漁業や漁業に関連する仕事に就いたメンバーとお話しし、漁業の未来のためだけでなく、地方の活性化の視点でも、頼もしく嬉しく思いました。

翌朝は2016年に完成した新石巻市場を視察。規模で言うと日本一で、高い冷蔵技術や物流のための設備の充実には目を見張るものがありましたが、水揚げ規模に対して過剰な投資になっている点、資源管理の視点では、相当小さな魚が並んでいるのが気になりました。

北上して女川町へ。ASC取得に向けて養殖漁業改善プロジェクトに取り組むマルキンの銀ザケ養殖場を訪ねました。抗生剤を一切使わず、環境にも配慮したペレットのエサを使用しています。

さらにCOC認証を取得した(株)ヤマナカさんと宮城県漁連の案内で、ASCを取得した牡蠣養殖を視察。ホタテの殻に牡蠣の幼生を付着させ、大きくしていきます。

養殖は餌の妙で、日本人好みの味にしたり、アレルギーが起こらない魚に育てたりなど、日本にとって大きな可能性を持った産業になりえる分野ですが、設備投資や管理運営などそれなりに投資できる体力のいる事業です。一方で、新しい技術によって今まで以上にチャンスも広がっています。今回、現場では、「これまで漁業権の束縛があり、意欲があっても漁場を広げられなかった。それが可能になる漁業法改正にはすごく期待している」という声をもらいました。

女川町も石巻も桜が咲き始めていました。

大変な震災を乗り越えて生まれ変わった漁場から、美味しい魚介が国民の皆さんの食卓に届くよう、引き続き制度の面から後押ししていきます。皆さんもぜひ美味しい魚を食べて、漁業の応援をお願いします。

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