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NY市場サマリー(17日)

[17日 ロイター] - <為替> 中国の第1・四半期国内総生産(GDP)伸び率が予想を上回ったことでリスク選好度が改善し、ドルが対ユーロで下落した。[nL3N21Z18Q]

市場では世界経済が回復しているか見極めようと、中国のほか欧州の経済指標に注目が集まっている。欧州では18日に製造業と非製造業の購買担当者景気指数(PMI)が発表される。欧州への投資は改善しつつあり、ユーロはドルで上昇する可能性がある。

豪ドルは中国GDP統計を受け上昇したが、その後は上げ幅を縮小。前日は豪中銀の4月理事会議事要旨で、インフレ率が低水準にとどまり失業率が上昇し続けた場合には利下げが「適切に」なるとの見方が示されたことを受け、下落していた。[nL3N21Y0LU]

ニュージーランド(NZ)ドルは下落。NZ統計局発表の第1・四半期の消費者物価指数(CPI)が前期比0.1%上昇となり、中銀予測を下回ったことを受け、利下げの確率が高まったとの見方が浮上した。[nL3N21Z04I]

この日発表の米経済指標では、2月の貿易統計で貿易赤字が前月比3.4%減の493億8200万ドルと、2018年6月以来の低水準となった。中国からの輸入が急減したことで赤字が縮小し、トランプ米大統領の「米国第一主義」政策が成果を出し始めていることが示唆された。[nL3N21Z38P]

<債券> 国債利回りが低下。株式相場の勢いが失速し、投資家が債券に買いを入れた。19日は聖金曜日(グッドフライデー)で金融市場は休場する。

終盤の取引で、10年債利回り<US10YT=RR>が2.592%と前日終盤の2.594%から低下した。

30年債利回り<US30YT=RR>が前日の2.993%から2.991%に、2年債利回り<US2YT=RR>も前日の2.416%から2.402%にそれぞれ下がった。

2月の米貿易赤字が8カ月ぶりの低水準となったほか、第1・四半期の中国国内総生産(GDP)が前年比6.4%増加し、鉱工業生産の伸びが寄与したと伝わり、早い取引時間帯には米債券利回りの追い風となっていた。[nL3N21Z38P][nL3N21Z18Q]

アナリストは、全体的には米経済の見通しは楽観的で、国債利回りは押し上げられると指摘。ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略部門責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「利回りはよりファンダメンタルズに沿って取引されている」と述べた。

アクション・エコノミクスによると、フェデラル・ファンド(FF)金利先物が織り込む連邦公開市場委員会(FOMC)のハト派見通しが後退。米中指標の改善や通商交渉の進展で景気後退懸念が和らぎ、利下げの可能性が低下したという。

<株式> 小幅安。好決算が相次ぎ、米中の経済指標も上向きだったが、ヘルスケア株が軟調に推移した。主要3指数はともに下落。S&P総合500種はなお、昨年9月の史上最高値を約1%下回る水準。

ヘルスケアセクター<.SPXHC>は規制への懸念から2.9%下落し、ここ4カ月で最大の落ち込み。ユナイテッドヘルス・グループ<UNH.N>、ファイザー<PFE.N>、メルク<MRK.N>、アボット・ラボラトリーズ<ABT.N>が1.9─4.7%安。

ベル・インベストメント・アドバイザーズのジム・ベル社長は、ヘルスケア企業が国民皆保険制度への関心が高まるのを懸念していると指摘。投資家はこうした大きな論争が起きていない分野に投資する方が好ましいと考えると述べた。

モルガン・スタンレー<MS.N>は2.6%高。この日発表した第1・四半期決算は9%減益となったが、ウェルスマネジメント事業がやや増収となったほか、コスト削減が寄与し、アナリスト予想は上回った。[nL3N21Z3NW]

ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス<UAL.O>は4.7%高。前日引け後に発表した第1・四半期決算は利益が予想を上回り、通期の利益目標を維持した。[nL3N21Z3MI]

ペプシコ<PEP.O>は3.8%高。第1・四半期決算は、スナック菓子のほか低糖質飲料などの需要が好調だったことで売上高と利益がアナリスト予想を上回った。[nL3N21Z3WQ]

<金先物> 良好な中国経済指標に圧迫された半面、対ユーロでのドル安に伴う割安感による買いに支えられ、ほぼ横ばいとなった。6月物の清算値は前日比0.40ドル(0.03%)安の1オンス=1276.80ドル。

この日発表された中国の第1・四半期GDP伸び率は前期と同じで、今年の政府目標(6.0─6.5%)の範囲内となった。3四半期続いた減速から横ばいに転じたことで、世界経済の減速懸念が幾分後退。市場のリスク選好意欲が改善する中、安全資産とされる金塊に売り圧力がかかった。

ただ、相場の下値は限定的。外国為替市場でドルが対ユーロで下落したため、ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じ、安値圏では買い戻しが入りやすかった。

<米原油先物> 米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報を受けて徐々に売られ、反落した。米国産標準油種WTI中心限月5月物の清算値は前日比0.29ドル(0.45%)安の1バレル=63.76ドル。6月物は0.32ドル安の63.87ドルとなった。米石油協会(API)が前日夕に発表した統計では、最新週の国内原油在庫は前週比310万バレル減と、市場予想(ロイター調査)の170万バレル増に反して大幅な取り崩しとなった。これを受けて、米国内の在庫だぶつき懸念が後退する中、相場は堅調に推移していた。また、第1・四半期の中国経済が3四半期続いた減速から横ばいに転じ、同国エネルギー需要の先細りに対する懸念が和らいだことも相場を支援していた。

しかし、EIAが午前に発表した在庫週報によると、米原油在庫は140万バレル減となり、取り崩し幅はAPI週報を下回った。また、ガソリン在庫も120万バレル減と、市場予想の210万バレル減よりも小幅な取り崩しにとどまったことから、相場は上げ幅を一掃してマイナス圏に転落。また、石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産の行方に不透明感が広がっていることも下押し圧力となった。OPEC加盟・非加盟国は6月の会合で協調減産を延長するかどうか決定する予定だが、加盟・非加盟国の一部からは協調減産は今年上半期で打ち切り、場合によっては増産に転じる可能性があるとの声も上がり始めている。

ドル/円 NY終値 112.05/112.08 <JPY21H=>

始値 112.01 <JPY=>

高値 112.12

安値 111.93

ユーロ/ドル NY終値 1.1294/1.1299 <EUR21H=>

始値 1.1309 <EUR=>

高値 1.1314

安値 1.1291

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*04.00 2.9935% <US30YT=RR>

前営業日終値 100*04.50 2.9930%

10年債(指標銘柄) 17時04分 100*08.50 2.5940% <US10YT=RR>

前営業日終値 100*08.50 2.5940%

5年債(指標銘柄) 17時05分 98*22.50 2.4043% <US5YT=RR>

前営業日終値 98*21.75 2.4090%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.63 2.4043% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*21.88 2.4160%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26449.54 -3.12 -0.01 <.DJI>

前営業日終値 26452.66

ナスダック総合 7996.08 -4.15 -0.05 <.IXIC>

前営業日終値 8000.23

S&P総合500種 2900.45 -6.61 -0.23 <.SPX>

前営業日終値 2907.06

COMEX金 6月限 1276.8 ‐0.4 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1277.2

COMEX銀 5月限 1493.9 +2.4 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 1491.5

北海ブレント 6月限 71.62 ‐0.10 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 71.72

米WTI先物 5月限 63.76 ‐0.29 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 64.05

CRB商品指数 186.6011 ‐0.6785 <.TRCCRB>

前営業日終値 187.2796

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