新5000円札、津田梅子の写真が反転している。着物の袷は、ばれないようにぼかしてある。お札のバランスで内向きにしたいのなら、別の写真を探せばよい。安倍総理は自分の顔が逆向きの写真には抗議するだろう。偽造防止のための新札といっていて、肖像画がfake(嘘)ならば、ブラックジョークである。
トランプ大統領が、タイガー・ウッズ選手に大統領自由勲章を授与するという。文民を対象にする最高位の勲章であるが、授与の基準も曖昧だし、権力者に利用されるだけだ。海外の政治家ではサッチャーやメルケルも受賞しているので、シンゾーも対象になるかもしれない。国民栄誉賞と同じ問題がある。
火災のノートルダム寺院から、「茨の冠」やチュニックなど多くの至宝が救出されたという。消防隊の努力と日頃からの避難訓練の賜だが、不幸中の幸いである。この動画の文化相の説明によると、ステンドグラスも大丈夫そうだ。我々も、文化や伝統を大事にする国民でありたい。
Une partie du Trésor de Notre-Dame de Paris a trouvé refuge dans une salle de l'Hôtel de Ville de la capitale, situé à quelques centaines de mètres de la cathédrale #AFP pic.twitter.com/sQSiCCX0Ua
— Agence France-Presse (@afpfr) 2019年4月16日
4月16日、町村長選と町村議選が告示。前者は55町村(45.5%)が無投票。後者は定数の23.2%(988人)が無投票、うち8町村で定員割れ。地方議員の報酬では生活できないからだ。これならカネと暇のある名望家の支配となる。必要なコストまで出し渋れば、民主政は成り立たず、貴族政に戻ることになる。
2020東京は東日本大震災からの復興五輪、2024年パリはノートルダム寺院火災からの復興五輪となる。実際の修復には数十年かかるという意見もあるが、5年以内に修復すると明言したマクロン大統領には政治的意図もある。毎週末の反政府デモで苦しんでいるので、ノートルダムと五輪の助けを借りるようだ。
ノートルダム寺院のパイプオルガン、何とか修復出来そうだ。一安心。
Notre-Dame: l'orgue "a souffert mais pas de manière catastrophique" (facteur d'orgue) https://t.co/LGQwYWxBIA #AFP pic.twitter.com/wAUP78Ow0M
— AFP Bordeaux (@AFPBordeaux) 2019年4月17日
金正恩委員長は初のロシア訪問を行い、24日、ウラジオストクでプーチン大統領と会談する予定。経済制裁に悩む北朝鮮は、藁にもすがる思いでロシアの支援を求めている。しかし、金正恩は核兵器を放棄する気はないし、民主化を進めることもない。ロシアも中国も、手の焼ける子分の扱いに苦労している。
ノートルダム寺院の修復に、瞬く間に1000億円もの募金が集まった。嬉しい限りだが、寄付したフランスの富豪たちの財力は凄い。しかし、毎週末、生活条件の改善を要求する人々による「黄色いベスト」のデモが行われている。まさに、フランスの絶望的な格差を象徴している。今週末もデモは続くだろう。
フランスの美術紙「La Tribune de l’art」の代表が、文化財修復の工事現場の火災防止措置が不十分で、法的規制もない状態を批判。何度も提案してきたのに、政府が対応しなかったという。ノートルダム寺院の火災は防げたはずだと怒っている。日本も同様なら、至急対策を講じるべきだ。焼失させる前に。
※この記事は舛添要一氏のツイートを時系列順に並べたものです。