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労働市場引き締まり続く、経済成長も継続=米地区連銀報告


[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、企業が技能労働者の確保に苦慮し、賃金が全般的に緩やかに上昇する中、労働市場が引き続き全国的に引き締まっていたとの認識を示した。

ベージュブックによると、経済活動は3月から4月初めにわずかから緩やかなペースで拡大。いくつかの地区では経済成長が幾分強まっていることが報告された。

前回の報告以降、物価は小幅上昇しているとし、主な要因として、関税、輸送コスト、賃金の上昇を指摘。また、個人消費はまちまちだが、小売店や自動車販売店で売り上げが低迷していることが示された。

賃金は大半の地区で、技能レベルに関係なく緩やかに伸びた。3つの地区に限り、小幅な伸びだったという。

大半の地区が、技能労働者が不足していると報告した。製造業と建設業が中心だったが、技術や専門職でも不足した。引き締まった労働市場の中、企業は賃金を緩やかに増やすほか、ボーナスを上げたり福利厚生を充実させたりすることで対応した。

雇用の増加は高技能労働者が最も多かった。

製造業部門では、多くの地区が通商政策を巡る先行き不透明感が重しになっていると報告した。

いくつかの地区は、中西部の洪水や厳しい天候が農業生産に影響しているとした。カンザスシティー地区は、最近の暴風雪と洪水によってインフラが被害を受けたほか、蓄牛や作物が失われたとし、向こう数カ月間農業部門の重しとなる可能性があるとした。

昨年12月末から35日間続いた政府機関の一部閉鎖の影響はなかったともよう。リッチモンド地区は、いくつかの政府請負業者において事業が正常に戻ったと報告。サンフランシスコ地区は、政府が再開した後、小売売上高が予想以上に回復したとした。

物価上昇の兆しが弱いほか、通商政策を巡る懸念、世界経済の鈍化を背景に、FRBは3月の前回会合で金利を据え置き、一段の利上げに忍耐強く臨むとする1月からの姿勢を維持した。

ベージュブックはFRBにとって、各地区の状況を把握する材料となり、景気や利上げを巡る判断の参考としている。

今回の経済報告はセントルイス地区連銀が4月8日までに入手した情報に基づいてまとめた。

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