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F35A墜落 事故原因の究明と調達計画の見直しを

航空自衛隊三沢基地のF35Aが、今月9日午後7時ごろ、青森県沖の太平洋に墜落しました。対戦闘機を想定した訓練のため4機で基地をたち、墜落したのは他の3機を指揮する編隊長機でした。25分ほどして太平洋上で「訓練中止」を告げた後、消息を断ちました。自衛隊や海上保安庁が捜索し、尾翼の一部などが見つかっています。操縦していた40歳の男性3等空佐の行方は、わかっていません。

訓練中止を告げていたので、空自の航空事故調査委員会は、操縦士が何らかの異変を認識していた可能性があるとみて、原因を調べる、ということです。操縦士の無線通信以外に原因を示唆する記録はなく、機体の欠陥か人為的ミスか、機体は水深1500メートルの海底沈んでいるとみられ、事故原因の究明は難航が予想されています。

当該機は、2017年と2018年の過去2回、飛行中に不具合が発生し、緊急着陸していたことが、わかっています。いずれも関連部品を交換した後、異常がないことを確認したといい、防衛省は事故との関連性については言及を避けています。

F35Aの墜落事故は、世界で初めて、とのこと。海上でなく市街地に落ちていたら、大惨事になったと思われます。F35は、米ロッキード・マーチン社製で、アメリカ、イギリス、イタリアなど9ヶ国による国際共同開発機だと、いうことです。米空軍仕様のA型のほか、海兵隊仕様のB型、海軍仕様のC型があります。

日本では、老朽化したF4戦闘機の後継機として、2018年1月にF35Aが初めて配備され、今年3月に12機、80人態勢で飛行隊を新設したばかりで、4月9日時点では13機が配備されていた、と報じられています。

F35Aの1機当たりの取得価格は18年度ベースで約116億円もします。政府は、F35Aを105機、短距離離陸・垂直着陸が可能なF35Bを42機導入し、計147機態勢にする方針を決めています。現在取得を進めている42機に加え、1兆2千億円以上かけて調達することになっています。

F35については、米議会に付属する政府監査員(GAO)が、昨年6月、未解決な欠陥が966件あると指摘した、とのこと。トランプ大統領の売り込みで大量に購入を決めていますが、米国が提示する金額や納期を受け入れる対外有償軍事援助(FMS)でしか購入できず、事故原因の徹底究明と、今後の調達について改めて国会で議論し、見直していくことも考えてもらいたいと思います。

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