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アンバー・ハード、ジョニー・デップによる酷いDVの詳細を公表

婚姻中に耐え続けたとされる数々の虐待の詳細を公表したアンバー・ハード(Richard Vogel/AP/REX/Shutterstock)

アンバー・ハードは裁判所に提出した告訴状にジョニー・デップと婚姻中に耐え続けたとされる数々の虐待の詳細を記述した。「あの出来事で負った両腕と両足の複数の傷跡は現在も消えずに残っている」とハードが述べる一方で、デップはこの疑惑を否認している。

アンバー・ハードは裁判所に提出した告訴状にジョニー・デップと婚姻中に耐え続けたとされる数々の虐待の詳細を記述した。この訴訟はデップがハードに対して起こした5000万ドル(約56億円)の名誉毀損訴訟をはねつけるために起こされた。

ハードの告訴状には「酔いから覚めたり薬物の効果が切れたときに、ジョニーは自分が行った妄想に駆られた暴力的な行為を覚えていないことがよくあった」と書かれており(ヴァラエティ誌の報道による)、デップがハードを殴って首を絞めたと彼女が主張する複数の事件の詳細も加えられた。そして「当時はジョニーを愛していたので、彼がくり返し言った自分は良くなれる、自分は良くなるという約束を信じていたが、それは間違いだった」と記している。

さらにハードはデップが「全くの別人になり、妄想と暴力がひどくなることがよくあった。その状態のジョニーを『モンスター』と呼んでいた」と述べている。

デップとハードは2016年8月に離婚した。それから2年後の2018年12月にワシントン・ポスト紙の論説に、ドメスティック・バイオレンスの被害者としてのハードの経験談が掲載された。この論説にはデップの名前が出てこなかったものの、これがきっかけとなり、デップの弁護士はハードを相手取って5000万ドルの名誉毀損訴訟を起こした。「この論説はハードさんがドメスティック・バイオレンスの被害者であること、デップ氏が彼女へのドメスティック・バイオレンスの実行者であることが大前提になっている」と、デップが起こした名誉毀損訴訟書類に記されていた。

さらに、デップの弁護士は、ハードが「(論説で)デップ氏をDV虐待者と暗示したことは断固として明白な虚偽である」と加えていた。

しかし、デップからの名誉毀損訴訟を退けるために木曜日(4月12日)に裁判所に提出されたハード側の告訴状にはハードが受けた数々の出来事が記されており、デップがハードを暴力で攻撃したという主張が貫かれている。暴力沙汰の中には、婚姻中のふたりが2015年3月にオーストラリアを訪問したときの「恐怖の試練」も含まれており、しばらく断酒していたデップは、これを境に過剰な飲酒とエクスタシー服用を始めたという。


「ジョニーが私を卓球台の上に押し付けると、その卓球台が私の身体の下で壊れた。ジョニーはガラス戸の窓パネルに何本も瓶を投げつけて窓枠を2つ壊し、ガラスの破片をそこに散らばったままにした。そのあとで私を掴み、私の身体とナイトガウンを握った。彼はナイトガウンを破り、ある時点で裸と素足になった私はアルコールとガラスまみれになっていた」とハードは述べている。

さらに、「ジョニーは私の髪の毛を掴み、キッチンの冷蔵庫に押し付けて首を絞めた。私は自力で立ち上がろうとしたが、ガラス片が散らばった床と調理台の周りを引きずられた。ジョニーが私を突き放したあと、手近な物とアルコールをこちらに向かって投げ続けるジョニーから逃げようとした。3日間続いたこの試練で最もひどく、恐怖を覚えた瞬間は、ジョニーが私の首と鎖骨を掴んでキッチンの調理台に激しく叩きつけたときだ。彼が私を絞め殺そうとする間、私は必死に立ち上がろうとしたが、手も足もまき散らかされたアルコールで滑るだけで、ガラス片が散らばった調理台と床の上でじたばたするしかなく、このときガラス片によって手足が何度も切れた」としている。

そしてこの出来事に関しては「あの出来事で負った両腕と両足の複数の傷跡は現在も消えずに残っている」と結んでいる。

これ以外の出来事は、2014年5月にロサンゼルスに向かう飛行機の中でデップが「私に物を投げつけ始めた」ことだ。原因はハードが映画でジェームズ・フランコと演じたロマンチックなシーンだった。「彼の行動に反応せずに自分の席に戻った。それでも彼はやめなかった。彼の横を歩く私を挑発するように椅子を投げて、私に向かって怒鳴り、『ジェームズ・フランコ』という名前を叫びながら私を愚弄した」となっている。

2015年12月にハードは、デップが「もう1本のデキャンタを私に投げつけて、部屋中の物を倒し、壁を殴り、私を激しく叩き、髪の毛を掴んで階段の吹き抜けからオフィス、居間、キッチン、寝室、ゲストルームへと引きずって行った」と語っていた。

ハードによると最後の暴力行為が起きたのは2016年5月で、結果として片目に青あざができたハードは、その1週間後にデップに対する接近禁止命令を裁判所に申し立てた。「デップは野球のピッチャーのようにワインドアップして、私の顔面めがけて思い切り強く電話機を放り投げた」ため、ハードは「永久にジョニーから去る」決意をしたという。

ハードの弁護士エリック・ジョージは次のような声明を出した。「ジョニー・デップは肉体的にも言葉でもアンバー・ハードを虐待した。彼らの離婚後もデップ氏はハードさんを公に攻撃し続け、彼の虐待を否定することで、ハードさんが正気じゃないと世間に思い込ませようとした。デップ氏が卑劣な行為を終える時期はとっくに過ぎている」

ローリングストーン誌に宛てたコメントでデップの弁護士アダム・ワルドマンは次のように述べている。「実際の証拠を突きつけられたとき、虚偽の話はそれを事実と見せ続けるために新たな嘘が必要になる。家庭内暴力の逮捕歴と投獄歴のある女性によって提出された告訴状には、アンバー・ハードの新たな嘘が記載されている。87本の監視カメラ動画、(現在も増え続けている)19の宣誓声明、音声テープ、日時が刻印された写真、警察の供述調書、彼女自身の宣誓証言なら世間が簡単に信じてくれると、アンバー・ハードと彼女のPRチームは世間を小馬鹿にしているのだろうか?」

ワルドマンの声明は続く。「ハードさんは、一時的に命令を退けるために偽の損害賠償を請求したため、もともとの名誉毀損に加えて、裁判所に対する偽証と詐欺行為という新たな問題に直面している。ジョニー・デップ、タスヤ・ヴァン・リー以外にアンバー・ハードによってひどい暴力行為や虐待を受けたと勇気を持って証言してくれた女性たちに会って、現在彼女たちの話を聞いているところで、タスヤ・ヴァン・リーはハードさんが家庭内暴力で逮捕・投獄されたときの被害者だ。現在、アンバー・ハードと彼女を支援している友人エロン・ムスク、雪崩のように増え続ける動画、音声、写真、供述証拠を説明する証人たちの召喚状をとる手続きを行っており、彼らのすべての証拠や供述が嘘だと証明するつもりでいる」

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