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- 2012年04月20日 03:31
資源戦争突入が確実なスーダンとその元凶中国
リンク先を見る2012年4月13日、スーダンSudanと南スーダンSouth Sudanの国境地帯南コルドファン州Kordofan provinceにある、スーダン最大のヘグリグ油田Heglig oil fieldの周辺で両国軍が衝突し、南スーダン軍が4月10日に掌握。14日には南スーダン軍は、スーダン軍を完全撃退したと述べ、スーダンの原油の50%を産出するヘグリグ油田のある南コンドファンを占領し、石油採掘を止めてしまった。スーダン側はこれに激怒し、国境を越えて南スーダン側の街を爆撃している。4月17日には、軍事衝突で22名の死亡が確認された。 参照記事
地図で見れは、国境付近には、国境をまたいで油田地帯(青い楕円)があり、またここは、以前からこの地域に住む部族がスーダンの開発に反発し武力闘争を行い、SPLM-Nなど反スーダン組織も加わり双方に多数の死傷者をだしている地域でもある。過去ブログ:30万人が飢餓の可能性 スーダン紛争 スーダンでSPLM-Nが中国人拉致、一部開放 次の「アラブの春」はスーダン? 自衛隊派遣予定の南スーダンで軍事衝突
画像を見るアフリカ連合(AU)、潘基文国連事務総長は南スーダン軍にアビエイAbyei、ヘグリグHeglig地
域からの撤退を求めたが、南スーダン側は撤退しないと明言し、南スーダンのキール大統領は「私は貴方の指示を遂行するための貴方の部下ではない」と大胆な
返事を返した。キール大統領は「スーダンの独裁政権」との戦いで南スーダンを支援し、2011年7月独立したばかりだ。現在は南スーダンに軍事基地の建設を考えている米国の支
持に確信を持っているため、このような行動を取っているとみられている。リンク先を見る現在、ヘグリグの石油は中国がスーダンに投資し建設した大ナイル石油パイプライン(Greater Nile Oil Pipeline)がスーダンを通っていることから、この油田を南スーダンが奪取した場合を想定し、米企業は石油をケニアのラム港につなげる石油パイプライン(緑色の点線ライン)の建設について検討に入っている。しかし、そ
うなったときのスーダンの経済損失は大きく、米国を敵対視しているスーダンのバシル政権との熾烈な油田獲得戦争になる可能性が高い。参照記事国境地帯では3月下旬以降、両国軍の衝突が続発している。国連平和維持活動(PKO)で日本の陸上自衛隊施設部隊が派遣された首都ジュバと国境地帯は500キロ以上離れているが、今後はここが南下する油送ラインの重要な拠点になる可能性がある。
1990年代から、スーダンがダルフールで大虐殺をしようが、中国は武器を売りながら、なりふり構わずスーダンの石油利権に巨額なインフラ投資をし、スーダンを潤わせてきたが、2011年、南が独立後は実に奇妙な事になった。石油の権益は南スーダンに移行し、当然中国の支払先は南に変更、スーダンにはユニティ油田、ヘグリグ油田から北へ延びる大ナイルパイプラインの使用料を支払うという事になったが、*南北スーダンの金額の折り合いがつかず、国境付近の石油の利益配分にも関係する国境の確定もできないため、スーダンは石油採掘の中止を中国に命じていた。参照記事 *スーダン政府はパイプラインの使用料などとして原油1バレル当たり36ドルの支払いを要求、南スーダン側が1ドル未満を主張。
画像を見るそんな中、2012年2月20日、南スーダンの石油エネルギー鉱山省は、今は南スーダン最大の石油会社となった中国国営系ペトロダール社の劉英才社長に対し、72時間以内に国外退去するよう命じた。理由としては、同社がスーダン政府と結託し、南スーダンが2012年1月20日に決めた油田の生産停止に従わず生産と輸出を継続、売り上げの一部を違法にスーダン政府に渡したと主張している。直前の南スーダンの国家収入の9割が石油で、そのうち6割が中国向けという現実がありながらの措置であり、南スーダンの怒り方は尋常ではない。
画像を見るつまり、遅かれ早かれ南北の紛争は起きたと思うが、今の国境紛争の火種は、中国の不誠実な行為が発端だと言うことができる。参照記事
写真は、2012年2月28日、北京の人民大会堂で、スーダンのカルティ外相(左)と握手する中国の習近平国家副主席。南スーダンは、中国の取り決めを無視した違法行為を理由に、中国とスーダンの分断を狙っているのだろう。相当後ろめたいのか、中国は沈黙している。南スーダンの影では、米国がすでにスタンバイしている。写真のクリントンが「私 関係無いからね」と言っているように聞こえるが、。スーダンを毛嫌いするおばさんが無関係な訳がない。
画像を見る2012年4月19日:スーダンのオマル・バシルOmar Hasan Ahmad al-Bashīr大統領(68:写真)は4月18日、首都ハルツームで演説し、「われわれの目標は南スーダン市民を(南スーダン与党の)スーダン人民解放運動(SPLM)から解放することだ」と宣言、南スーダン政府を打倒する方針を示した。中国は「中国は双方の矛盾の解消に向け、数多くの努力を払ってきた。今後も国際社会と共に、平和協議が行われるよう説得を続けていく」と報道。参照記事
地図で見れは、国境付近には、国境をまたいで油田地帯(青い楕円)があり、またここは、以前からこの地域に住む部族がスーダンの開発に反発し武力闘争を行い、SPLM-Nなど反スーダン組織も加わり双方に多数の死傷者をだしている地域でもある。過去ブログ:30万人が飢餓の可能性 スーダン紛争 スーダンでSPLM-Nが中国人拉致、一部開放 次の「アラブの春」はスーダン? 自衛隊派遣予定の南スーダンで軍事衝突
画像を見るアフリカ連合(AU)、潘基文国連事務総長は南スーダン軍にアビエイAbyei、ヘグリグHeglig地
域からの撤退を求めたが、南スーダン側は撤退しないと明言し、南スーダンのキール大統領は「私は貴方の指示を遂行するための貴方の部下ではない」と大胆な
返事を返した。キール大統領は「スーダンの独裁政権」との戦いで南スーダンを支援し、2011年7月独立したばかりだ。現在は南スーダンに軍事基地の建設を考えている米国の支
持に確信を持っているため、このような行動を取っているとみられている。リンク先を見る現在、ヘグリグの石油は中国がスーダンに投資し建設した大ナイル石油パイプライン(Greater Nile Oil Pipeline)がスーダンを通っていることから、この油田を南スーダンが奪取した場合を想定し、米企業は石油をケニアのラム港につなげる石油パイプライン(緑色の点線ライン)の建設について検討に入っている。しかし、そ
うなったときのスーダンの経済損失は大きく、米国を敵対視しているスーダンのバシル政権との熾烈な油田獲得戦争になる可能性が高い。参照記事国境地帯では3月下旬以降、両国軍の衝突が続発している。国連平和維持活動(PKO)で日本の陸上自衛隊施設部隊が派遣された首都ジュバと国境地帯は500キロ以上離れているが、今後はここが南下する油送ラインの重要な拠点になる可能性がある。
1990年代から、スーダンがダルフールで大虐殺をしようが、中国は武器を売りながら、なりふり構わずスーダンの石油利権に巨額なインフラ投資をし、スーダンを潤わせてきたが、2011年、南が独立後は実に奇妙な事になった。石油の権益は南スーダンに移行し、当然中国の支払先は南に変更、スーダンにはユニティ油田、ヘグリグ油田から北へ延びる大ナイルパイプラインの使用料を支払うという事になったが、*南北スーダンの金額の折り合いがつかず、国境付近の石油の利益配分にも関係する国境の確定もできないため、スーダンは石油採掘の中止を中国に命じていた。参照記事 *スーダン政府はパイプラインの使用料などとして原油1バレル当たり36ドルの支払いを要求、南スーダン側が1ドル未満を主張。
画像を見るそんな中、2012年2月20日、南スーダンの石油エネルギー鉱山省は、今は南スーダン最大の石油会社となった中国国営系ペトロダール社の劉英才社長に対し、72時間以内に国外退去するよう命じた。理由としては、同社がスーダン政府と結託し、南スーダンが2012年1月20日に決めた油田の生産停止に従わず生産と輸出を継続、売り上げの一部を違法にスーダン政府に渡したと主張している。直前の南スーダンの国家収入の9割が石油で、そのうち6割が中国向けという現実がありながらの措置であり、南スーダンの怒り方は尋常ではない。
画像を見るつまり、遅かれ早かれ南北の紛争は起きたと思うが、今の国境紛争の火種は、中国の不誠実な行為が発端だと言うことができる。参照記事
写真は、2012年2月28日、北京の人民大会堂で、スーダンのカルティ外相(左)と握手する中国の習近平国家副主席。南スーダンは、中国の取り決めを無視した違法行為を理由に、中国とスーダンの分断を狙っているのだろう。相当後ろめたいのか、中国は沈黙している。南スーダンの影では、米国がすでにスタンバイしている。写真のクリントンが「私 関係無いからね」と言っているように聞こえるが、。スーダンを毛嫌いするおばさんが無関係な訳がない。
画像を見る2012年4月19日:スーダンのオマル・バシルOmar Hasan Ahmad al-Bashīr大統領(68:写真)は4月18日、首都ハルツームで演説し、「われわれの目標は南スーダン市民を(南スーダン与党の)スーダン人民解放運動(SPLM)から解放することだ」と宣言、南スーダン政府を打倒する方針を示した。中国は「中国は双方の矛盾の解消に向け、数多くの努力を払ってきた。今後も国際社会と共に、平和協議が行われるよう説得を続けていく」と報道。参照記事
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