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マネタイズという名の“搾取”

仕事とビジネスは全く違う。仕事とは他者貢献、ないしは価値創造のことで、ビジネスとは、仕事+マネタイズのことだ。マネタイズとは一般的には価値をお金に変えることを言う。しかし実態は異なる。最近、サブスクリプション(継続課金)がやけに称揚されているが、ほとんど使わないユーザーからお金を取り続けるという提供者論理であることが多い。

ソフトバンクの孫さんはビジネスの天才だが、仕事よりもマネタイズに優れている。iPhoneの販売に際して、2年縛りの契約を強いて通信料とiPhone代金を徴収させ(彼はADSLの時も同じ手を使った。注 今は禁止)、いまpaypayでも大金をばら撒いて、一度入れたら変え難い(スィッチコストが高い)という手法を使う。楽天は、楽天カードを登録すると自動的にリボ払いの設定になっており全体の15パーセントのユーザーが無用な金利を払ったままだ。

世の中には、ほとんど使わない老人にPCと通信回線(なんと5ギガ!!)をセットで売る業者、無用な保険をフルパックで売るディーラー、ゲーミフィケーションというカッコいい名前のユーザーへの依存と中毒の植え付けがまかり通る。書くのは憚れるがFacebookもいいね!が脳に与えるドーパミンの研究をしてSNS中毒を助長している。

これらは賢いというより小賢しい。

ビジネスという言葉がある種のうさんくささを伴うのは、仕事(貢献)の側面でなく、マネタイズモデルの不審によるものだ。もちろんお金は必要だ。大きな価値や貢献を作るシステムの構築に資本集約は不可欠だ。だがビジネス(マネタイズモデル)が今後も市民やユーザーに中毒や依存、情報弱者からの搾取を強いるならばその手法に社会的倫理のメスを入れざるを得ないだろう。

僕たちはビジネスのもう一つの側面、つまり仕事(貢献・価値創造)に焦点を当て無用なマネタイズより信用構築を心がけて生きよう

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