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透析中止問題 論点を整理しましょう 情報の非対称性

透析中止問題、今回の記事含めて、私はやや感情的になっている、医療者よりだと指摘を受けています。おそらく事実だと思います。

少し論点を整理しましょう。私が強調したいことです。

1 今の医療レベルにおいて少なくとも殺人と言われるような間違ったことはしていない、医療としては間違いなく妥当

 今までの記事に書いているように、福生病院の医療者は少なくとも殺人者と言われるような医療は絶対におこなっていません。例え口の悪い外科医がいて、取材中に揚げ足を取られた言葉を言ったにしても、それは毎日新聞が書いてあるような患者を見捨てたものでは絶対にありません。これは前回の院長の言葉が根拠です。

2 毎日新聞がその点を無視してFAKEを流したことはダメ  だからこの1を誘導するような記事はFAKEと断定しています。

3 その間違った記事で誘導された今の医療現場とネット現場  この責任はどこにあるのか。私は毎日新聞に全責任があると思っています。ネット現場の人はあくまで善意の第3者です。

4 出ている情報が毎日新聞と他のメディア、病院側でずれている。情報の非対称性  そして善意の第3者はこの情報のズレを感じていますが、毎日新聞を信じる人、病院を信じる人どちらを優位にとるかで議論が噛み合いません。

そして私がここまで強く書いているのは、今まで病院医療者はどんな記事を書かれても、怒るなんて大人気ないと黙ることを選ぶ職業だからです。危機管理上今回の病院のメディア対応が遅いと言われている方がいますが、この病院は公務員。反論しようにも上にお伺いが必要になります。まして他の患者もいます。メディア担当広報なんて病院にはほとんどいません。また言っても記事には正しくなりません。今回の毎日新聞のインタビューがまさにそれです。

またメディアの広報力に病院は敵いません。正しい医療をしているなんてなかなか記事にはなりませんし、さすがにこの状況ではまだ毎日新聞を叩こうとするメディアはないと思います。他のメディアが院長の発表をたんたんと流している理由です。

だから病院の勝手代理人として記事を連発しています。毎日新聞のFAKE NEWS、いやいいとこ取りつまみ食い記事が、頑張っている地方の医師、医療を崩壊させる恐れがあると考えているからです。

あくまで根拠となる情報は他にもありますが、院長の発言文書だけで、1はほぼ担保されていると思います。

もちろん議論すべき点はあります。
1 患者への寄り添い含めて、もっといい医療ができたのではないか
2 医師の物言いが悪かったのではないか
3 生命を維持するだけのことがいいとは思わないという、医師、院長の言葉の妥当性は
4 倫理は難しい、でも医療の現場で100%の答えはないということをどう捉えるか
5 病院のマスコミ対応の稚拙さは
6 その他(情報源の秘匿、個人情報等)

もっといっぱい出てくるでしょう。みなさんが今の日本の医療に感じている不満です。今回のことをきっかけに議論が起きればいいと思っています。だからと言って、医師が患者を殺したという根拠ない記事には反論をあげていいと思いますし、医療者とそれ以外、現実と理想を情報の非対称性をわかった上で議論すればいいと思っています。

私の記事、倫理観のなさ、患者への思いやりのなさ等への批判はお受けしますが、だからといって医師が患者を見捨てて殺したというFAKEを流されたことに黙っておけは違う気がしています。医師の本質に関わることなので。

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