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JPモルガン、1─3月期利益予想上回る 経済成長鈍化の懸念払拭

[12日 ロイター] - 米銀大手JPモルガン・チェース<JPM.N>が発表した第1・四半期(1─3月)決算は、インフレが抑制される中、消費者および企業信頼感が力強く推移したことが追い風となり、利益が予想を上回った。大手米銀の先陣を切って四半期決算を発表したJPモルガンが好調だったことで、成長鈍化が重しになるとの懸念が払拭された。

総収入は4.7%増の298億5000万ドル。リフィニティブのIBESデータによると、収入のアナリスト予想は284億4000万ドルだった。

純利益は91億8000万ドル(株当たり2.65ドル)と、前年同期の87億1000万ドル(同2.37ドル)から増加し、過去最高となった。1株利益のアナリスト予想は2.35ドルだった。

純金利収入は8%増の146億ドル。昨年第1・四半期から見られている金利上昇が追い風となった。

第1・四半期は大半の部門で業績が好調。レーク最高財務責任者(CFO)は電話会議で「経済見通しについてJPモルガンは全般的にかなり楽観的だった」とし、「リスクが存在しているとの事実を過小評価するものではないが、現時点ではデータに反映されているものはないとみている」と述べた。 

個人向け銀行業務部門の融資は前年同期から4%増加した。

だた、純金利マージンの伸びは前期比0.02%ポイントと、過去2四半期の伸びを下回った。理事会(FRB)が年内に利上げを実施する公算は小さいとの見方を示したことを受け、長短金利差が縮小する中、投資家の間では銀行の純金利マージンはすでにピークを付けた可能性があるとの懸念が出ている。

このほか、法人向け銀行業務部門は第1・四半期に9000万ドルの貸し倒れ引当金を確保。主に「特定」の法人の信用格付け引き下げが背景にあったとしており、こうしたことも1つの懸念材料となる可能性がある。

資本市場部門では株式引き受け収入が13%、債券トレーディング収入が8%、それぞれ前年同期から減少。ただJPモルガン幹部は、資本市場部門の収入の減少はこれよりも大きくなるとの見通しを示していた。

決算発表を受け、JPモルガン株は序盤の取引で4.4%高の110.97ドルとなっている。

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