記事

内向型33歳電通マン“人脈断捨離は正義”

2/2

人間関係は切ってもいい

となれば、「居心地のいい人」と付き合うにはどうしたらいいでしょう。

ここでも、やはり「自覚」が大事です。「こういう人とは仲良くしたい」「こういう人とはなるべく付き合いたくない」というふうに、自分にとって居心地のいい人と、そうでない人を言語化しておきます。

アンガーマネジメント(怒りをコントロールするための心理プログラム)では、自分の怒りのトリガーになるものを明確にするステップがあります。このステップを経ることで、怒りが湧いてきやすい状況や場面を自覚できるようになります。

これを応用して、何が自分に「この人、いいな」「この人、嫌だな」と感じさせるトリガーになるのかを、「感情」ではなく「思考」で整理しておくというわけです。

なかには、仕事上の関係など、苦手な人とも付き合わなくてはならない場合もあるでしょう。

でも一方には、「切ろうと思えば切ってもいい関係」も意外と多いものです。

それなのに、人付き合いをすべて一緒くたにして、「誰とでも仲良くしなくてはいけない」なんて思っていては、自分がどんどん苦しくなるだけです。

でも、ムリはしない。負担ならすぐに逃げよう

こうして、たまには勇気を出してみる一方で、普段は、居心地のいいメンツを大事にしていればいいと思います。気兼ねなく付き合える、気心の知れた仲間は貴重です。かといって、いつも同じメンツと一緒にいると、それはそれで、人間関係の幅も自分の思考も狭まってしまうでしょう。

吉田将英『仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力』(三笠書房)

そこで、ときには少し勇気を出して憧れの人にアプローチしてみる。

「すごいな」と思っている先輩に「今度、ご飯一緒にお願いします!」と話しかけてみたり、愛読しているブロガーにメッセージを送ってみたり。意気投合とまではいかなくても、つながりが持てるだけでも上出来です。

なかには、アプローチしてきた人を高圧的な態度で支配しようとする人(僕からすると、これほど残念な人はいない)もいるかもしれません。だから、「いつも」でなく「たまに」でいいし、「ものすごくでかい存在に」でなく「ちょっと憧れている存在に」でいい。そして相手と触れ合ってみて少しでも負担を感じたら、さっさと逃げていい。

あくまでも、ほかの仕組みによって生まれた余裕でやってみよう、という話なので、ここでがんばったり、自分を追い込んだりする必要はまったくありません。

居心地のいいメンツという「安全地帯」は確保しつつ、仕組みによって生まれた余裕で、ときには冒険に出てみる。そんなバランス感でやっていくのが、一番いいのかなと思っています。

あわせて読みたい

「コミュニケーション」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。