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忖度抜きで公正な判断が常に求められる【塚田国土交通副大臣辞任】


忖度発言で問題になっていた塚田一郎国土交通副大臣が先週5日、辞任をしました。
塚田氏には「『忖度』という言葉が今一番使ってはならない言葉と」、政界内外から批判が出ています。

忖度は確かに森友学園、加計学園問題で安倍総理に纏わる言葉でしたので、この言葉を使うというのはセンス無しですね。

政治家にとって『言葉選び』は極めて重要なことです。ただ、あくまで表面上のことであり、多くの人が感じている通り、言葉より中身が問題であり、「忖度」そのものがあったのかが問題ですね。

この場合の「忖度」。ストレートに言うと、「下関北九州道路(下関は安倍総理・北九州は麻生副総理の地元)」建設について、国土交通省の行政判断がゆがめられたのかどうかです。

だから塚田副大臣が「俺が忖度してやったんだ」と調子に乗って言ったかどうかより、本当に忖度があったかどうか、ここがポイントです。これについて国土交通省は今週8日、昨年12月に国交副大臣室で塚田氏が吉田氏らと面会した際の面談記録を公開しました。

本当は評価するのもおかしな話ですが、国土交通省の面談記録公開はある意味で評価できます。ただ最近は財務省や厚生労働省の文書隠蔽・改竄問題があったので、今回の記録公開は評価と思わず言ってしまいました。

どこに記録を出したかというと、衆議院国土交通委員会の理事懇談会です。理事懇談会とは、理事会は何か物事を正式に決定する場であるのに対し、懇談会というのは委員会の運営に選出した各党の理事が意見交換をする場となります。そして今回、野党の理事から記録の提出を要求され、吉田博美参院議員自民党幹事長が、塚田副大臣に要望してるメモが提出されました。

このメモは昨年12月20日午後1時半からのもので、「総理、副総理の地元とは関係なく、オールジャパンで必要な道路だ、早く国で引き取って、施工に向けて進めて欲しい」と吉田氏が言って塚田氏が「前向きに検討していきたい」と応じた様子が記録されていました。

「忖度しろ」とは言ってないので忖度の有無はわかりません。ただ、はっきり言って道路建設など地元からの陳情を受けつけることは、与野党の国会議員みんながやってることですし、役所に出すこともみんなやっていることでしょう。

そこで問われるのは、その施設等の『必要性や正当性、公共性に照らして公正に判断する』ということを、大臣をはじめとした役所がきちっとやることです。

今回与党議員と副大臣の間の要望記録が出されたこと。これは、「隠した方がいいんじゃないかな」という忖度が働かなかった点では評価できますので、今後も与党に「有利とか不利』ではなく、また忖度抜きで行動するべきですね。

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