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家族が幸せになるなら、そのあり方はなんでもいい──「フルタイムで働く妻と、専業主夫」を試すことになった話

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こんにちは、はせおやさいです。

我が家はわたしと夫、そして昨年生まれた娘(0歳)の3人編成です。結婚して約1年半となりますが、そのあいだ、「夫婦ともにフリーランス」→「わたしが出産育児で休業」の時期を経て、現在、「フルタイムで働く妻と、専業主夫」という役割分担を試しています。

わたしは出産後半年で会社員として社会復帰をしたのですが、はじめての育児、しかも双方の親は遠方&高齢で頼れない状態の、いわゆる「核家族」。掃除などの家事をはじめとした家庭運営だけでなく、乳児を抱えた状態で、どうやってこの家を維持しようと悩み、かなりの時間を夫との話し合いに費やしました。

今回はそんな我が家の経験について書いてみようと思います。

妊娠出産、フリーランスから会社復帰を決意

2017年、子どもを妊娠したのを機に、わたしは会社員を辞め、フリーランスのWebディレクター・ライターとして活動をしていました。どんどん大きくなるお腹を抱えつつ、自分のペースで働けるフリーランスは快適で、一度住んでみたかった海のそば、神奈川県逗子市への転居も果たせました。

さて2018年5月、無事に女児を出産。引き続きフリーランスで仕事を続け、のんびり子育てでもしようかと思っていたところへ青天の霹靂(へきれき)が……。前職で同僚だった方から、「会社に戻ってこないか」とのお誘いがあったのです。

そのとき娘は生後3か月で、まだ生まれたてホヤホヤです。首も座っておらず、常に誰かが見ていなければいけない状態で、授乳もだいたい4時間おき。夜は夫がミルクを与えてくれていたものの、夫の仕事が忙しいときはわたしが夜中じゅう起きてお世話をする必要がありました。想定していた働き方は「夫婦どちらもフリーランスで共働き」。やや不安定かもしれないけれど、とにかく一緒に過ごしたい気持ちが強い我が夫婦としては、その働き方が理想的だと思っていました。

そこへ誘ってもらった、「フルタイムの正社員」でのお仕事。いやいや、無理!! と思いました。ですが、たびたびのお声掛けに詳しく話を聞いてみたところ、仕事内容は魅力あるもの。何より「あなたと一緒にまたぜひ仕事がしたい」という熱意に心が揺れました。

社内規定により、時短勤務が使えない……

ですが、この決意をするには大きな問題点がありました。社内規定により、育児休暇や時短勤務などの制度は入社後、一定期間使えなかったのです。

夫の実家は遠く、わたしの実家は両親高齢で、両親からの援助は期待できませんでした。私がフルタイムで働くと、「日中は夫が娘の面倒を見る」ということになってしまいます。

一度は、「仕事をしながら夫が娘の面倒を見る」ことで話がまとまりかけましたが、とはいえ、夫も取材や打ち合わせで夜中まで外出することがままある仕事。やはり仕事をしながらでは無理、という話になりました。

わたしが外へ働きに出た場合、少なくとも娘を保育園に入れるまでの数か月、「共働き」は維持できそうにありません。このままでは、にっちもさっちもいかないことに......!

夫が専業主夫に。その間は、わたしが大黒柱になろう

そこで我が家が暫定的に出した結論は、「いったん夫が専業主夫になる。その間は、わたしが大黒柱になって家計を支える」というものでした。

もちろん問題は山積みです。収支面はクリアになったとして、いったん専業主夫になるのは簡単かもしれないけれど、そのあと彼がまたキャリアに復帰できるのか。

もし復帰できたとしても、いわゆる「マミートラック」、つまり育休明けのお母さんが陥る「復帰はできるけど第一線では働けない」状態になるのではないか。

そしてそもそも頼りにしていた保育園に落ちて、娘の面倒を見る人が誰もいなくなった場合は、どうするのか。

考えれば考えるほど、問題点が出てくるような気がしてやみません。しかし迫ってくるオファーの返答期限と、どんどん育っていく娘。もう、決めるしかありませんでした。

もしものことを考えて、保育園の数だけでなくベビーシッター、一時預かりなどの選択肢が多い都内へ転居することに。そして、わたしはフルタイム正社員の正式オファーを受け、夫は一部の仕事を残しつつ業務を整理し、専業主夫になりました。

決め手になったのは「キャリアのチャンス」

その決断に踏み切った大きな要因としては、夫はまだ20代、わたしはもう40代という年齢でした。働き盛りの20代男性と、40代女性という属性で比べたら、キャリアのチャンスはわたしのほうが、圧倒的に少ない。そしてこの次のチャンス自体があるかどうかも分からない。

ならばいったんわたしのキャリアを優先させてもらおう、という判断でした。これがベストなのか、今でも迷うときがあります。プレッシャーもあります。わたしのキャリアを優先してもらったけれど、もし成功できなかったら? わたしのワガママで、夫に無駄な遠回りをさせたことになるのでは? とも。でも、腹を決めてやってみるしかない。そう思いました。

そして同時に、夫はこの専業主夫期間を活かして仕事に関わる講座に通い、仕事を控えて学びに充てる「溜め」の期間として活用してみる、ということになりました。

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