記事

スペインとイタリアの銀行はLTRO(3年物流動性供給オペ)で得た資金をほぼ使い果たしてしまった

ウォールストリート・ジャーナルが「欧州中央銀行の銀行救済計画は失敗した」という記事を掲載しています。

それによると1兆ユーロにのぼる流動性を供給(LTRO)することでスペインやイタリアの借入コストを低くする試みは、一時的な効果を見たものの、最近、効き目が薄れているそうです。

スペインの銀行の場合、欧州中央銀行から合計2,000億ユーロの流動性供給を受けました。

しかし、そのうち760億ユーロを使ってスペイン国債を購入し、さらに債務の借り換えや預金者による預金の引き出しなどで出て行ってしまったお金を合計するとLTROで融通して貰ったお金はあと210億ユーロしか残っていないのだそうです。

このような苦しい台所事情はイタリアもほぼ同じです。

LTROの効果が薄れ始めているもうひとつの理由としてアメリカの機関投資家が相変わらずスペインやイタリアの銀行に対して資金を融通するのを嫌がっているという問題があります。

このため市場では「LTRO第3弾が必要だ」という声が聞かれ始めています。

あわせて読みたい

「欧州債務危機」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    「芸能改革元年」なるか 公正取引委員会が芸能界を狙い撃ち?

    渡邉裕二

    01月25日 09:01

  2. 2

    米ロ間で緊迫するウクライナと状況が似ている日本 国家戦略が乏しい“平和ボケ”の現状

    宇佐美典也

    01月25日 12:00

  3. 3

    男子高校生に暴行の男は、優先席に寝転んでたばこを吸っていた 父親の怒り

    ABEMA TIMES

    01月25日 09:16

  4. 4

    医療逼迫から社会逼迫 結局柔軟な対応ができない日本という国

    中村ゆきつぐ

    01月25日 09:15

  5. 5

    日本政府は歴史の事実をしっかり世界に説明する勇気と度量を持つべきだ

    深谷隆司

    01月25日 10:29

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。