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スペインとイタリアの銀行はLTRO(3年物流動性供給オペ)で得た資金をほぼ使い果たしてしまった

ウォールストリート・ジャーナルが「欧州中央銀行の銀行救済計画は失敗した」という記事を掲載しています。

それによると1兆ユーロにのぼる流動性を供給(LTRO)することでスペインやイタリアの借入コストを低くする試みは、一時的な効果を見たものの、最近、効き目が薄れているそうです。

スペインの銀行の場合、欧州中央銀行から合計2,000億ユーロの流動性供給を受けました。

しかし、そのうち760億ユーロを使ってスペイン国債を購入し、さらに債務の借り換えや預金者による預金の引き出しなどで出て行ってしまったお金を合計するとLTROで融通して貰ったお金はあと210億ユーロしか残っていないのだそうです。

このような苦しい台所事情はイタリアもほぼ同じです。

LTROの効果が薄れ始めているもうひとつの理由としてアメリカの機関投資家が相変わらずスペインやイタリアの銀行に対して資金を融通するのを嫌がっているという問題があります。

このため市場では「LTRO第3弾が必要だ」という声が聞かれ始めています。

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