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桜田義孝五輪相の更迭後の与党内からの批判はずうずうしいし、胡散臭い 塚田一郎氏の発言こそ問題にしてね

 桜田義孝五輪相が問題発言を行い更迭されました。以前から問題発言が多く、大臣としての資質に疑問符がつきながらも、安倍総理は今の今に至るまで更迭を拒否してきました。

 被災地の復興よりも自民党国会議員のほうが大事というセンスは最悪です。

 いよいよ安倍総理も更迭ということになりましたが、それにともなって、与党内から桜田氏に批判が出てきたというのは、どういうことでしょう。
桜田氏更迭「危機感足りない」 大型選挙への影響懸念」(産経新聞2019年4月11日)
「11日の各派の会合では、桜田氏の失言に対する批判が続出した。」
「あまりにも配慮に欠けた発言」 鈴木五輪相、前任の桜田氏を批判」(産経2019年4月11日)
「新たに五輪相に就任した鈴木俊一氏は11日夜、内閣府で記者会見し、桜田氏の発言について「大変不適切だった。2020年東京五輪・パラリンピックが復興五輪であることを考えるとあまりにも配慮に欠けた発言だった」と批判した。」
 各派閥でも桜田氏への批判が続出といっても今さら感ですよね。

 鈴木俊一氏は、桜田氏を批判していますが、これまではどうだったんでしょうね。

 当初から桜田氏はその資質が問われていました。今に始まったことではありません。安倍氏の周囲では、辞任させたかったのかもしれません。また問題発言が繰り返されるのは目に見えていましたから。

 しかし、結局、安倍氏が更迭を拒否してきたこともあって、自民党内では桜田氏への批判が顕在化することはなかったわけです。

 そして、今回、安倍氏が桜田氏を更迭することによって批判が吹き出したというだけの構図です。安倍氏が更迭の判断をしなければ、それに従ってきたのが自民党議員でしょう。

 更迭されてから、桜田氏をここぞとばかりに批判したって遅きに過ぎるというもので見苦しい限りです。あたかも自分は違うぞと言わんばかりで、与党議員の主体性のなさばかりが目立ちます。

 安倍氏の任命についてこれまで自分たちが何も言えなかったことをどのように考えているのでしょうか。

 責任はない?

 そんなわけがないですよね。安倍氏の判断を支えていたのが自民党議員であり公明党です。その責任を他人事にようにいうことについて恥を知るべきでしょう。安倍氏と同じ方向を見ていないと何も言えないなんて恥ずかしいことです。

 ただね、この桜田氏の発言は資質が最低だったということもありましたが、辞めて終わりといだけの問題です。そういう人をさらに追い打ちをかけるように与党議員が批判するのは、むしろ胡散臭さの方が顕著です。

 この発言に比べたら、塚田一郎氏らの「忖度」発言の方がよほど重大な問題であり疑惑問題です。

この道路はどこに続く?


 ある意味では桜田氏の辞任が塚田氏らの問題発言を吹き飛ばしかねないような扱いがされていることの方に危惧感があります。

 塚田氏を批判したら、また安倍政権のグレーの部分がクローズアップされてしまいますから、自民党、公明党の与党議員は、塚田氏を批判しませんね。発言には気をつけろというような筋違いの「苦言」にすり替わるのです。

 もうすり替えの必要はなくなったかも。

 だって、桜田氏を批判していればいいのですから。それが与党による批判の中身です。

塚田一郎国土交通副大臣の辞任劇 「忖度」の真偽の解明が必要 自民党議員に利益誘導の力ない 欺されないでね

 選挙だけが大事なのは、桜田氏も他の自民党議員も全く同じなんですから。あなた方に桜田氏を批判する資格、ないよ。

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